夏の昆虫の王様と言えばカブトムシかクワガタムシですよね。そしてこの両者の飼育を毎年楽しんでやっています。ただその他に家のベランダに飛んでくるカミキリムシも飼育することがあるんですよね。種類はゴマダラカミキリやシロスジカミキリなど。
まさにこちらのような感じでベランダにやってきます^^
そんなカミキリムシ。初めに飼育するときに迷ったのが餌でした。だって口元を見てもカブトムシやクワガタとはだいぶ違っていましたからね。だから食べる物も異なると思い、あれやこれやと調べることに。
そのおかげで寿命が尽きるまで元気に飼育ができて大成でした。
と言うことで今回はカミキリムシの餌についてお届けいたしますね。
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カミキリムシを飼育するときの餌はこれ!
果物や野菜類などをいろいろ試した結果、よく食べてくれた感があったのが、
・皮つきのリンゴ
でした。
なぜ皮つきを与えるかですが、自然界にいるカミキリムシは幼虫時代に育った生木や枯れ木を餌として食べています。あれだけ鋭い顎ですから生木を食べると言われても納得ですね。ですから飼育用に与える餌も歯応えの良い皮つきをお勧めします。
その顎の強さが分かる動画がYouTubeにありましたのでお借りしました↓
あとリンゴの他にも、
- 皮つきのスイカ
- 皮つきのイチジク
- 皮つきのメロン
- 皮つきのナス
- 皮つきのキュウリ
- 生のキャベツ
- 昆虫ゼリー
を与えましたが、食べてくれました。まあリンゴに比べると食いつきが良くなかったように感じましたが、餌としては全く問題ないはずですよ。昆虫ゼリーに関してはたまたまカブトムシ用が余っていたので与えたところむしゃむしゃと食べてくれていました^^ だから噛み応え自体は無いですが好きなようですよ。
ちなみに自然界で餌とする、生まれ育った生木や枯れ木はカミキリムシの種類により違いはあります。それを日本の代表的なカミキリムシで紹介すると以下のとおり。
- ゴマダラカミキリ:みかんやイチジク、クリ、シラカバンなど
- シロスジカミキリ:クヌギやコナラなどのブナ科
- ミヤマカマキリ:クヌギやコナラなどのブナ科
- ノコギリカミキリ:立ち枯れた針葉樹
- クワカミキリ:イチジクやビワ、リンゴなど
- ルリボシカミキリ:枯死したブナ科とクルミ科
- ベニカミキリ:枯死した竹類
ただ生木に関しては、餌として採取するのは環境破壊にも繋がりかねないので避けたいですね。あとルリボシカミキリは植物の花粉や果実。ベニカミキリは花の蜜と、生まれ育った枯れ木は食べません。
カミキリムシの飼育方法
カミキリムシの寿命は1~2ヵ月ほど。ただ正しい飼育方法をすることにより、少しでも長くしてあげられるかもしれません。実際私はゴマダラカミキリムシを3ヵ月ほど飼育したことがありますよ。
そんな時に自分なりに気をつけたことを紹介しますね。
餌は新鮮なものを与えましょう
カミキリムシは餌が古くなると食べてくれなくなりました。最初は調子が悪いのかもと思ったのですが、餌を新しいものに交換すると食べ始めてくれたんですよね~。だから餌をこまめに交換することをお勧めしますよ。
飼育ケース内は清潔に
古くなった餌は食べないカミキリムシ。その点を考えても綺麗好きな昆虫のような気がしますよね^^ だから飼育ケース内もこまめに掃除をしてあげましょう。ただそのときに時間かけてしまうとストレスを与えてしまうので気をつけたいですね。
そこで私が工夫をしているのがキッチンペーパーを飼育ケースの底に敷くことです。それを交換するだけで済むので超簡単ですよ。
直射日光をさける
どんな昆虫を飼育するときにも気をつけたいのが直射日光。とくにカミキリムシは自然界では木陰など、涼しい場所を好んで生活しています。ですから飼育する場合も直射日光は避けてあげましょうね。
それと飼育内には姿を隠すことができるように、落ち葉や朽ち木などを入れてあげましょう。
鋭い顎には要注意
これはカミキリムシ自体のことではなく、飼育をする方が気を付けなければならないことです。そもそもカミキリムシの名前は、髪の毛をいとも簡単に噛み切るから付けられたと言われています。そんな凄い顎に指でも噛まれたら大変ですよね。だから飼育するときは十分に気をつけましょう。
まとめ
今回はカミキリムシを飼育するときの餌についてお伝えいたしました。個体により若干の違いがあるとは思います。だから一番おすすめの皮つきのリンゴも含めていろいろ試してみるのも面白いですよ。
ではここでもう一度おさらいをしておきます。
カミキリムシに与える餌は
- 皮つきのリンゴ
- 皮つきのスイカ
- 皮つきのイチジク
- 皮つきのメロン
- 皮つきのナス
- 皮つきのキュウリ
- 生のキャベツ
- 昆虫ゼリー
がおすすめです。この中でも私の飼育したカミキリムシは皮つきのリンゴが一番のお気に入りでした。
今回も記事をお読みになっていただきありがとうございました。