カブトムシのオスは、見ているだけで力強さが伝わってきます。メスにしても、たくましさがありますよね~(^^♪
そんなカブトムシを夏になると必ず飼うのですが、飼育ケースの中に、オスは1匹だけしか入れないようにしています。で、今年もカブトムシを眺めていると、虫嫌いな妻が珍しく近くに寄って来て…
妻
うわぁ~いるいる!今度のオスは大きいのね。あれ?メスはどこにいるの~?
私
この時間帯は土に潜りっぱなしだね。夜になると餌を食べにでてくるんだよ。
妻
そうなの。じゃーそのオス1匹だったら寂しそうだからもう1匹ぐらいオスを入れてあげれば。
私
ダメダメ。メスは2匹、3匹でもいいけどオス同士の飼育は絶対ダメなの。
妻
え!どうして!どうしてどうして…
超虫が嫌いな妻が、珍しくカブトムシを見に来たと思ったら「どうして質問」(^^; を浴びせられてしまったのです。その理由とは、実はオス同士を一緒に飼うと交尾をしてしまうからなんですよね~。
ということで今回は、カブトムシのオス同士が交尾をしてしまうという驚きの生態のことを詳しくお届けしますね^^
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カブトムシはオス同士で交尾をする!
私の妻も「え~?!そんなばかな!」とビックリして聞いていましたが、ほんとうにオス同士で交尾をしてしまうのです。
もちろん私も、その光景を見たときはビックリ仰天でした。だって間違いなくオス同士ですからね。そりゃーぶったまげです。たぶん見たことがなければ信じられないと思います。
それで、動画はないか探してみたら「ありました!」^^ お借りしましたのでご覧ください。
ね。していましたよね~オス同士の交尾。
ちょうど私のときもこの動画のような感じでした。そして、あとからカブトムシを見てみると、下になっていた方のカブトムシのお尻(たぶん肛門と思われる)に、上のカブトムシの生殖器が刺さった跡と思われる穴が開いていたのです。
オスにはメスと違い、生殖器が収まる場所がないので当然と言えますね。そしてしばらくすると、下になっていたオスは死んでしまい、もう1匹も数日後には死んでしまいました。
このようにオス同士で交尾をして寿命を短くしてしまうので、オス同士の飼育はやめたほうがいいのです。
■どうしてオス同士で交尾をするのかを調べてみると…
・発情期がはじまったオスのそばに、たまたま目の前にオスがいたから
・角が小さなオスだったのでメスと間違えた
・半分オス・半分メスの「雌雄モザイク」だった
・角が小さなオスだったのでメスと間違えた
・半分オス・半分メスの「雌雄モザイク」だった
などの意見があったのですが、正確には解明されていないようです。
それに下の動画では、人間の指にまで交尾をはじめようとしています。
ちょっとビックリですよね~(^^;
他にもオス同士を一緒に飼うことが良くない理由があるんです。
次はその理由も見ていきましょう。
オス同士は喧嘩をする!
子供の頃に「クワガタとカブトムシならどっちが強いのか?」とよく友達同士で意見を交わしていたのを思い出します。当然私はカブトムシ派でしたので「クワガタなんかには絶対負けない!」と言い張っていました。
現にカブトムシが大きな角でクワガタを吹っ飛ばし、喧嘩に勝つ光景をよく見かけましたしね^^ しかし、クワガタに喧嘩で勝つのはいいのですが、カブトムシのオス同士を一緒にしておくと、そこでも喧嘩を始めてしまうんですよね。
昨晩は都内の公園でカブトムシ観察。
— 島田拓 (@AntRoom_taku) 2018年8月10日
樹液には多くのカブトムシが集まり、オス同士で激しく戦う場面も。
子供の頃にカブトムシを見つけて興奮したのを思い出しました。 pic.twitter.com/HyqhJuhKGd
原因としては、ほとんどが餌かメスの奪い合いです。他にも止まり木なので正面衝突をし、喧嘩を始めることもありました。その様子を見ていると、手に汗を握ってしまうほどの迫力でしたね。
そのため、どちらも傷つき弱ってしまい、数日すると死んでしまいます。まあ、お互いが大きな角を持ったオスですから当然の結果なんですけどね。
だから私は子供の頃、カブトムシのオス同士を飼育していたため、一度も長生きをさせたことがなかったのです。
その反省を生かして今では、喧嘩をさせないためにオスは一匹だけしか飼育ケースに入れないようにしているんですよ。
以上のように、カブトムシのオス同士を一緒に飼うと、
- 交尾をする
- 喧嘩をする
ために長生きができないのです。
そこで次は、カブトムシを飼育する場合のベスト環境を紹介します。
カブトムシを飼育ケースの中に入れるベストな数
まずオスとメスの数ですが、こちらはやはりオス1匹とメス1匹のペアで飼うか、メスを2匹にしてあげるのがベストです。私の場合は卵をたくさん産ませたいのでメスは2匹にしていますよ(^^♪
そうそう。メスがどれくらい卵を産むかはこちらの記事に詳しく書いてあります
↓ ↓
カブトムシのケースを覗いてみたら卵があるのを発見した!
でもこの卵って、
「どうやって育てればいいのだろう?」
「メス...
あと飼育ケースの中には、
- 昆虫マット
- 止まり木
- 枯れ葉
- 餌
などを正しくセットし、カブトムシが生活しやすい環境を作ってあげましょう。
以下の画像の様な感じならOKですよ~♪
↓ ↓

その他にカブトムシを飼育していると、臭いやダニに悩まされると思います。そんなときには以下の記事が参考になると思います♪
↓ ↓
子供の頃からカブトムシが大好きな私は、今でも夏になると数匹を楽しく飼育しています。ただ、私の妻が大の虫嫌いなんですよね~(^^;
その...
カブトムシを飼育していて嫌なのが、カブトムシにつくダニです。そもそも飼育に使うマットの中や、止まり木などにも潜んでいるので、どうしてもついて...
あと、どうしても「オス同士を飼育したい~!」と思うのなら、餌や止まり木を多く入れ、メスもオスの数より多く入れてあげましょう。もちろん飼育ケースもカブトムシの数に合せた大きさにしてあげなくてはいけません。
これでオス同士の喧嘩や交尾が絶対にないとは言えませんが、確率は低くなるかもしれません。
ちなみにオス2匹とメス3匹なら最低こちらのLサイズぐらいにしてあげましょうね。
↓ ↓
まとめ
カブトムシのオス同士の飼育がダメな理由についてお届けいたしました。子供の頃は飼育ケースにたくさんのオスが入っていると大喜びしていましたが、今思うと可哀想なことをしていたんですよね。
ではここでもう一度おさらいをしておきます。
どうして、カブトムシのオス同士を一緒に飼うとダメなのかは、
- 交尾をする
- 喧嘩をする
ために長生きができないからでした。
私は今年の夏も、カブトムシのオスを一匹だけにして長生きさせる飼育を頑張りますよ~♪
今回も記事をお読みになって頂きありがとうございました。