テレビの昆虫番組でカマキリの特集が放映されていました。それを妻と観ていると
妻
え!カマキリって共食いするの!
私
そうだよ。知らなかったの?
妻
え~全然知らなかった!でも同じ仲間なのにどうしてそんなことするの?
私
まぁ、カマキリだからね。
妻
そんなん答えになってない!ねね、ちゃんとした理由はないの?
私
。。。。。
と好奇心旺盛な妻に詰め寄られてしまいました(^^;
もちろん昔からカマキリが共食いをすることは知っていたし、その理由も少しは分かっていたつもりです。ですが、今回妻に聞かれると、完全な理由が説明できなかったんですよね。
ですからこの機会にその理由を徹底的に調べてみました。
ということで今回はカマキリの共食いについてお伝えしますね。
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カマキリはなぜ共食いをするの?
カマキリが共食いをするのは、「他の虫と間違えて食べる」なんて思っていた私。
ですが理由をあらためて調べてみると、
- 動くものを捕らえる習性がある
- オスよりメスが強い
の2点でどうやら間違いなさそうですよ。
カマキリは動くものを捕らえる習性があるよ
そもそもカマキリの目は、小さな目が多く集まった複眼と言うもの。これは視野が360度あり、物体の形や動きをとらえるのに超すぐれています。
ですからそもそも動きを捕らえる習性があるカマキリ。目の前に動くものが来れば、同じ仲間であっても本能で捕らえてしまうのは当然なんですよね。
そして共食いがはじまってしまうのです。
下の画像は私が飼っていたカマキリ。紐につけた肉を動かしてあげるとすぐに反応してくれてましたよ^^
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カマキリはオスよりメスの方が体が大きかった
カマキリの共食いは、メスがオスを食べてしまうのがほとんど。これはなぜかと言えば、単純にメスがオスより強いからなんですよね(^^;
それと、もともとメスのほうが凶暴性があるとも言われています。そしてその性格の上、体がオスより大きくもあります。
だから小さなオスを簡単に捕獲し、共食いをはじめてしまうのです。とくに交尾中などは確実と言っていい程食べられてしまうでしょうね。
その様子がわかる動画を見つけましたのでお借りしました。
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食べられるオスだけど悪いことだけではなかった
交尾中に食べられてしまうオスですが、悪いことばかりではなさそうです(^^; それは自分の子孫を多く残すことができるから。
だってオスを栄養源としたメスが産む卵からは、通常の倍近くも多い赤ちゃんが生まれるようです。その数は300前後。もしその半分が成虫になるまでに死んでしまっても、数十匹は残ってくれるわけですからね^^
我が身を栄養として生まれた赤ちゃんが、その数くらい育ってくれれば少しは喜んでくれるかもしれませんよね。
ただ交尾中以外に食べられてしまうオスは、なんだか可哀想な気がしますね(^^;
だけど好んで食べられるわけではなさそうですよ。
子孫をたくさん残せると喜ぶだろうオス。とは言え、好んでは食べられたくはないですよね~(^^; だから調べてみると、交尾するときに、
- 怖そうなメスよりも優しそうなメス
- なるべく体が小さそうなメス
- 痩せたメスよりお腹が膨れた満腹そうなメス
などを選ぶ傾向があるとも言われているそうです。
そんな行動からわかるように、なるべくなら食べられないように気をつけている感じがしますよね。
生まれたばかりの幼虫間でも共食いはあるの?
残念ですが、幼虫間での共食いもあるようです。まぁ動くものを捕らえる習性があるカマキリですから、当然と言えば当然かもしれませんね。
だから他より小さな赤ちゃんの場合は、共食いのターゲットとして狙われてしまうことになってしまいます。もちろんこの時期はメスもオスも体の大きさが変わらないので、どちらが食べられてもおかしくはないでしょうね。
下の画像は散歩中に見つけた卵から孵ったばかりの赤ちゃん。
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やはりよく見ると、体の大きさが違う赤ちやんがいました。
ちなみにカマキリの赤ちゃんを飼育するときはこちらの記事がおすすめですよ。
↓ ↓
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まとめ
子供の頃からカマキリはかっこいいと思い、よく捕まえに行ったものです。そんなときに共食いの光景も見かけたことはありました。
その頃は、どんな理由があって共食いをするかなんて深く考えもしなかったでですね。今回数十年経ってあらためて勉強になりました^^ ではもう一度おさらいをします。
カマキリが共食いをする理由は、
- 動くものを捕らえる習性がある
- オスよりメスが強い
でした。
今回も記事をお読みになって頂きありがとうございました。