カブトムシがひっくり返るのはなぜ?飼育歴ベテランの防止策はこれ!

今年も大切に育ててきたカブトムシの幼虫が無事に蛹になり、あともう少しで土の中からカッコイイ姿で飛び出してきそうなので、ワクワクしています♪

そんなカブトムシの飼育を、もう28年も続けている私です(^^)/


で、そのカブトムシですが、あなたも飼育していると、ひっくり返り、起き上がろうとして一生懸命にもがいている姿を、何度も見かけたことがありませんか?

カブトムシがひっくり返っている画像

その度に起こしてあげても、しばらくすると又ひっくり返っている・・そんな事を繰り返していると、段々と弱ってしまい、何日かすると死んでしまう(>_<)


私もその度に、ひっくり返らなければもっと長生きするのではないかと思い、いつも残念がっていました。


もし、ひっくり返る理由が分かり、それを防止できるのであればカブトムシを長生きさせてあげられるかもしれませんよね^^

と言うことで今回は、カブトムシがひっくり返る理由と、私が毎年おこなっているひっくり返りの防止対策についてお届けいたします。

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カブトムシがひっくり返るのはなぜ?


カブトムシがひっくり返る理由は、大きく分けると、

  • 体の重心
  • 体の衰え

の二つです。

ではこの二つについて見ていきましょう。

カブトムシがひっくり返るのは体の重心が原因!


カブトムシの体と言えば、あの黒光りした丸くて頑丈そうな背中の甲羅が思い浮かびますよね。そしてオスに関してはカッコよく力強そうな大小の角が加わります。

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実際、その体は頑丈に出来ており、オスの角に紐を付け、何かを引っ張ってもらうと、自分の体重の約20倍の物を引っ張る事ができてしまいます。その頑丈な体で他の昆虫を跳ね除け、自然界の中でも王様の様に樹液を食べていけるわけですが、その頑丈な体がひっくり返る理由にもなっているのです。

それは、体の重心がその固くて重い背中側にあるからです。

なので、飼育ケースの中のカブトムシは何かに掴み損ねたり、ケースの内側のツルツルしている所に足を掛けようとすると、どうしても背中側の重い重心によりバランスを崩し、仰向けにひっくり返ってしまうのです。

よく夏になると、セミの仰向けになった亡骸を見かけますが、あれもセミの重心が背中側にある為です。

カブトムシがひっくり返るのは体の衰えが原因!


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カブトムシを見ると、足が折れたり曲がったりしている場合があります。その様なカブトムシはもう体の衰えが進んでいる証拠です。

そうなると、何かに掴まる力も弱ってしまい元気な時以上に背中の重い重心に耐えきれず、直ぐにバランスを崩し、背中からひっくり返ってしまいます。

夏の終わりが近ずく頃に、カブトムシがひっくり返っているのを見かけるのは、このカブトムシの体の衰えが一番の原因になります。

なので、元気な頃にひっくり返っているカブトムシに比べても、バタつかせている手足が弱弱しくなっていますね。

あの姿を見ると、本当に悲しくなります(>_<)


では次に、その悲しい姿を見ない為にどうすれば良いのかを見ていきましょう。

あ!悲しい姿と言えば、カブトムシが共食いをするかもということを聞いたので調べてみましたよ。
 ↓            ↓
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カブトムシがひっくり返るのを防止する対策は?


いくら元気なカブトムシも、長時間仰向けになった状態が続くと体力を消耗し、体の衰えも早く進んでしまい寿命も短くなってしまいます。

ですが、ひっくり返るのを防止してあげれば、カブトムシの体の衰えを遅らせることができ、寿命も伸ばす事ができます。

そのひっくり返る防止対策として、
  • マットを乾燥させない
  • 朽木を入れる
  • 枝や落ち葉を入れる
  • ティシュペーパーを使う
  • 新聞紙を使う
などがあります。

この五点は、実際に私がひっくり返りの防止対策としてやっていることです。

マットを乾燥させない!


乾燥したマットは歩きにくく手足を取られてしまい、バランスを崩し、重い背中の重心の方にひっくり返ってしまいます。なので、霧吹きなどを使い、マットを握ると団子状態になるぐらいの固さにし、歩きやすくしてあげるようにしてください。

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カブトムシの幼虫もマットに関しては大切ですよ!こちらの記事が参考になります↓

あれ?カブトムシの幼虫が土の外に出てきている!! 日曜日に土を交換したばかりなのに・・もしかして交換の仕方が間違ってたのかな・・? ...

マットのダニ対策ならこちらの記事がお役に立ちますよ↓

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朽木を入れる!


朽木はカブトムシが爪を引っ掛け、ひっくり返るのを防ぐ役目もしますし、ひっくり返った場合に起き上がる手助けにもなります。

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などで、飼育ケースの大きさに合わせ、何本か入れてあげるようにして下さい。ホームセンターなどで販売されている昆虫ゼリーが入る穴が開いてるものがおすすめです。

これぐらい大きいサイズもいいですね(^^♪
 ↓            ↓


枝や落ち葉を入れる


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雑木林や公園などで手に入る枝や落ち葉も、ひっくり返った場合に起き上がる手助けになりますし、カブトムシがその下に潜り込み休むこともできます。なので、なるべく多く入れてあげるようにしてあげましょう。

もし、枝や落ち葉が直ぐに手に入らなければ、数本の割り箸を折って入れてあげてもOKです(^^)

ティシュペーパーを使う


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朽木と朽木の間などに、丸めたティシュペーパーを詰めてあげることで、ひっくり返るスペースを減らすことができます。又、起き上がる時にティシュペーパーを爪で掴み、起き上がる手助けにもなってくれますし、ティシュペーパーを少し濡らす事によりマットの乾燥を防ぐこともできます。

新聞紙を使う


私は、新聞紙も使う事があります。使い方は簡単、数枚をクシュクシュと丸めて入れて置くだけです。カブトムシの足場にもなりますし、飼育ケースの中の嫌な臭いも取り除く効果もありますよ(^^♪

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ただし、新聞紙は湿気も吸いとる効果もありますので、マットの乾燥には気を付けてくださいね



カブトムシが卵を何個産むか気になるのならこちらの記事が参考になりますよ↓

カブトムシのケースを覗いてみたら卵があるのを発見した! でもこの卵って、 「どうやって育てればいいのだろう?」 「メス...

まとめ


いかがでしたか?

カブトムシのひっくり返るのはなぜか分かりましたでしょうか^^

あの頑丈そうな体が理由ならしょうがないですよね。あの頑丈な体が無ければカブトムシではないですしね^^;

でも、飼育しているカブトムシは本当に可愛いですから少しでも長生きしてほしいですよね。その為にもひっくり返るのを防止してあげましょう。

では、ここでもう一度おさらいをしておきます。

カブトムシがひっくり返る理由は、体の重心が重い背中側にある為であり、そのひっくり返る防止策としては、
  • マットを乾燥させない
  • 朽木を入れる
  • 枝や落ち葉を入れる
  • ティシュペーパーを使う
  • 新聞紙を使う
などがあります。

では、今年のカブトムシの飼育は頑張って下さいね(^^♪


カブトムシが餌を食べない場合はこちらの記事を参考にして下さい↓

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今回も記事をお読みになって頂きありがとうございました。


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