ベランダから妻の呼ぶ声がするので行ってみると、カマキリの赤ちゃんがゴーヤの葉にとまっていました。昆虫嫌いな妻にしては、珍しく「可愛いわね~」なんて言っています(^^;
こちらのお借りしたツイッター画像のような赤ちゃんです^^
↓ ↓
おはよー #カマキリ #赤ちゃん pic.twitter.com/WurhDDKvoP
— tomy (@tomylotus) 2019年6月13日
実は以前、同じくゴーヤの葉の上にいたカマキリの赤ちゃんを捕まえて飼育したことがあります。そして妻は、その赤ちゃんに名前までつけて可愛がっていました。だけど、大きくなるにつれて凶暴な容姿になると、近寄らなくなっていましたけどね(^^;
しかし最後、寿命がきたときは、悲しそうな顔をしていたのを覚えています。だから今回は、捕まえて飼育するのはやめて2人で眺めていました。
すると、妻が、
妻
ところでカマキリの寿命はどれぐらいあるの?前のカマキリは長生きをさせてあげられたのかなぁ?
何て聞いてきました。
どうやら、前回のカマキリが寿命を全うしたのかが気になっているようです。だけど私も、はっきりとした答えが分からないので早速調べてみました。
ということで今回は、カマキリの寿命についてお届けいたします。
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カマキリの寿命はどれぐらい?
さて、カマキリの寿命ですが、調べた結果、
- 約7ヵ月
ということが分かりました。
となると、カマキリは4月頃に卵から孵化をしますから、だいたい11月頃までの寿命ということですね。これは、日本に数種類いるカマキリに当てはまりますよ。
ただ、7ヶ月の寿命は、自然界においてであり、飼育環境によっては伸ばすこともできるようですよ。
現に我が家のカマキリは、12月中旬ごろまで生きていましたからね^^
そんなカマキリの、一般的な寿命の様子を「オオカマキリ」で例にしてまとめると、以下のような感じです。
時間 | 成長過程 | 特徴 |
---|---|---|
4月頃~6月中旬頃 | 1令幼虫~2令幼虫 | 10mm~17mmでほとんどが褐色。 |
6月中旬頃~7月中旬頃 | 3令幼虫~5令幼虫 | 22mm~42mmで褐色が緑に変化する個体が現れる。 |
7月中旬~8月中旬頃 | 6令幼虫~7(終令)幼虫 | 51mm~68mmで褐色と緑に完全に分かれる。 |
8月中旬頃~11月中旬 | 成虫として活動 | 70mm~90mmになりカマキリとして最高の時期。 |
11月中旬頃 | 産卵時期 | 70mm~90mmでメスは産卵を繰り返す個体もいる。 |
11月中旬頃~11月頃終り | 寿命が切れる | 70mm~90mmで動きも鈍くなり最後を迎える。 |
オオカマキリ以外の種類もほとんどが、同じように7回の脱皮を繰り返し、成虫となり寿命を迎えます。※脱皮の回数は、個体により違いがある場合もあります。
ただ成虫になったときの体長は、
- チョウセンカマキリ:65mm~90mm
- ウスバカマキリ:50mm~66mm
- コカマキリ:36mm~63mm
- ハラビロカマキリ :45mm~71mm
- ヒナカマキリ:12mm~18mm
- ヒメカマキリ:25mm~36mm
と種類により違いがあります。
あと、オスとメスではどちらが長生きするのかも気になり、調べてみると・・・
■オスとメスでは、オスのが短命
オスは、メスとの交尾を求めるので、行動範囲が広くなります。そのため、よく動きますし、よく飛ぶこともあります。その結果、体力の消耗も激しくなってしまい、自然と寿命が短くなるようです。
また、体の大きなメスに出くわしたときや、交尾の最中などに、体の大きなメスに捕食されてしまうこともあるのも原因の一つになりそうですね。
そして、メスがオスを食べる理由としては、産卵するときのための体力維持が目的ともいわれています。
また、Wikipediaに、
オスは、メスとの交尾を求めるので、行動範囲が広くなります。そのため、よく動きますし、よく飛ぶこともあります。その結果、体力の消耗も激しくなってしまい、自然と寿命が短くなるようです。
また、体の大きなメスに出くわしたときや、交尾の最中などに、体の大きなメスに捕食されてしまうこともあるのも原因の一つになりそうですね。
そして、メスがオスを食べる理由としては、産卵するときのための体力維持が目的ともいわれています。
また、Wikipediaに、
一方で、オスがメスに食べられた場合は、その栄養でメスに食べられなかった場合よりも多くの子供が生まれることが分かっており、メスに食べられることで一匹のメスからより多くの子孫を残すという戦略も有効である。
引用元:Wikipedia
とあるように、メスが多くの卵を産むためにも、オスは貴重な栄養源になるということですね。
カマキリの、寿命が切れる日の様子を捉えた動画がありましたのでお借りしました。
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しかたがないと思いますが寂しいですね~(泣)
では次に、カマキリの寿命を伸ばしてあげる飼育方法について見ていきましょう。
カマキリを長生きさせる為に飼育で気をつけること
先ほどお伝えしましたが、妻が名前をつけたカマキリは、12月も終わりが近づく頃まで生きてくれました^^
だから、平均寿命よりは長生きしてくれたことになります。それに、もう少し頑張れば越冬さえしてくれたかもしれません。そんなことを、「長生きできたの?」と気にしていた妻に伝えたら大満足していました。
そして、私が成虫になったカマキリを飼育で気をつけたのが、
- 温度
- 飼育ケース
- 餌
- 水
の4点についてです。
<温度調整が肝心>
カマキリを長生きさせる為には、温度の変化に気をつけてあげなければなりません。
私たち人間も、季節の変わり目などの温度の変化によって、体調を崩すことがありますよね。これはカマキリにも当てはまることです。
そして、そのカマキリが好む最適な温度は基本的に20度~25度とされています。
だから、カマキリを飼育する場所を、その適正温度に保つようにしてあげましょう。また、湿度の方は60%あたりがベストです。あと、日光に当ててあげることも大切ですが、直射日光には気をつけましょうね。
私はカマキリではないですが、クワガタムシを直射日光に当てたままにし、かわいそうなお別れをした経験があります。
<餌の食べさせ過ぎなども要注意>
動くものを捕食する習性があるので、餌は生きている虫などを与えてあげましょう。
あと、ソーセージや鶏肉などをこんな感じでゆらしてあげれば、
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このように素早くキャッチして喜んで食べてはくれます^^
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ですが、分量だけは気をつけなければなりません。私も生きている餌がないときだけは、上の画像のように鶏肉を与えていましたが、分量だけは慎重にしていました。
というのも、カマキリは目の前にあるものは全部食べつくす本能があります。だから、多くの分量与えると食べ過ぎてしまい、その影響で寿命が短くなってしまうのです。
だからやはり基本は、餌は生きているコオロギなどを1匹与えてあげるのがベストです。
もしコオロギが手に入らなければ私も利用したことがあるこちらがおすすめ^^
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リンク
あとバッタも大好物で食べます。だから公園などで捕まえてきて、飼育しておくといいですよ。そのバッタに与える餌については、こちらにまとめておきました⇒バッタの好物な餌は何?元気に育つ飼い方をするならこれだよ!
<水も大切>
水は人間も動物も生きていく上では欠かせないものです。昆虫のカマキリにとっても当然必要不可欠。
だから、定期的に止まり木などに霧吹きをしてあげましょう。また脱脂綿を湿らせて止まり木などに縛り付けて置くのもおすすめです。
<飼育ケースの中は快適に>
カマキリが住む家である飼育ケースにも気を配ってあげましょう。そうすることで、寿命の伸びにつながります。
まず、ストレスを与えないためにも、なるべく普段生活している自然界の雰囲気を出してあげなければなりません。私だって、枕が変わると寝つきが悪くなり、ストレスを感じてしまいますからね(^^;
だからカマキリにとっても、環境が変わるということは大きなストレスとなってしまいます。
それを防ぐためには、大きな飼育ケースを用意してあげることが肝心です。そして、止まり木などを設置し、遊べる環境を作ってあげましょう。
あと、夏場はケース内が蒸れてしまうので、通気性をよい飼育ケースを選んであげることも大切ですよ。
私はこちらを使っていましたよ^^
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リンク
そして先程、私がカマキリを越冬させられたかもしれないと言いました。ですが、実際にカマキリは越冬ができる昆虫なのでしょうか(^^; 次はそれについて、少しお伝えします。
そもそもカマキリは越冬できるの?
最初にお伝えしたとおり。カマキリの寿命は、約7ヵ月です。それを考えても、成虫となったカマキリが越冬できるのは一般的に難しいですね。そのかわり、メスが寿命が切れる寸前まで頑張って産卵した卵は越冬をしてくれます。
こんな感じでです。
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そして、春が過ぎた頃にはたくさんの赤ちゃんカマキリが誕生してくれます。
ただ自然界の成虫には、まれに長生きする固体もあるらしく、ネットでは2月に観察された例がのっていました。ということは、越冬したわけですからビックリです!
ですから、先程お伝えした長生きをさせる4つのポイントを正確に守れば、越冬だってさせられる可能性もあるわけですね^^
まとめ
昆虫界のギャング的なイメージがあるカマキリですが、飼育してみると意外に可愛いものです。赤ちゃんの時期だと、虫嫌いな妻が顔を緩ませながら名前を付けてしまうほどですからね^^
あ!その赤ちゃんを飼育する場合のエサなどについてはこちらにまとめてあります。
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毎年、ベランダでゴーヤを育てている私ですが、去年のある日、グイグイと伸びはじめたゴーヤの葉を眺めていると、何やら動くものが...
よく...
ではここでもう一度おさらいをしておきます。
今回調べて分かったカマキリの寿命は、
- 約7ヵ月
でした。
そして、その寿命を伸ばせてあげるには、
- 温度
- 飼育ケース
- 餌
- 水
を正しく管理してあげることです。これさえ気をつけてあげれば、越冬させるのも夢ではないかもですよ^^
今回も記事をお読み頂きありがとうございました。