カブトムシの幼虫が動かない!驚いたけど理由がわかれば納得だよ

飼育しているカブトムシの幼虫を見て「え!全然動いていない!」なんてビックリしたことがないですか(^^;


実は先日我が家でも


カブトムシの幼虫が全然動いていないよ!死んじゃったんじゃないの!?


なんて妻が飼育ケースを見ながら叫んでいました。虫嫌いな妻なんですが、カブトムシが毎年元気に育つのは楽しみにしているんですよね^^


そんな妻に

慌てなくても心配せずにそのまま様子を見ていてごらん


と伝えました。

なぜならカブトムシの幼虫が動かないのには、ちょっとした理由があるからなんですよね~。それを説明すると、

へぇ~幼虫君もいろいろ大変なのね。


なんて納得してくれていましたよ^^


ということで今回は、カブトムシの幼虫が動かない理由などについてお届けいたします。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

カブトムシの幼虫が動かない!どうして?


カブトムシの幼虫が動かない理由には、

  • 冬眠
  • 前蛹
  • 衰弱

の3点が考えられます。

冬眠中は動かないことがほとんどだよ


幼虫は通常11月の後半から3月の初めごろまで体力を温存するため冬眠します。そのため、その時期に様子を見ようと土の中を覗いても動かない個体がほとんどなのです。


だから冬眠中の幼虫は動かなくても心配することはないんですよ。


ただ、寝ているだけなので起こしてあげれば当然動いてはくれます。ただそれをしてしまうと、ストレスがかかり悪影響を及ぼす可能性があるので避けましょうね。


だけど「本当に寝ているだけで死んではいなのだろうか?」と心配になるかもしれませんね。そんな場合は幼虫の体色で判断してみましょう。

Wikipediaの文の中にも、

典型的なジムシ型。孵化直後の幼虫は大きさ7-8mmほどで真っ白だが、数時間もすると頭部が茶色く色付き硬化する。胴体は柔らかく弾力性に富み、餌を食べる事により膨張していく。幼虫は腐植土や柔らかい朽木を食べて成長し、ある程度育つと脱皮をする。二齢、三齢とも脱皮直後は孵化と同じく頭部も白く柔らかい。体色は青みを帯びた透けるような白から二齢幼虫後半頃には黄色がかった不透明な乳白色へと変色する。複眼も単眼も持たず視力を有しないが、大顎から摩擦音を発することで他の同種幼虫との接触を避ける。気温や餌の状態に影響されるが早いもので孵化から1ヶ月程度で、だいたい晩秋までには終齢である三齢幼虫となり、そのまま越冬する。この時点で体長10cmほどになっている。

引用元:Wikipedia


のように、体色は二齢幼虫後半頃には不透明な乳白色とあります。そしてそのまま三齢幼虫となり冬眠時期に入って行きます。

カブトムシの幼虫三齢時  
だから上の画像の様な乳白色ではなく黒ずんでいたりしたら、触ってみて動くか確認してみましょう。もし動かなければ、残念な結果になってしまってるかもしれませんね。

前蛹の場合は動かないときもあるよ


前蛹とは幼虫が蛹になろうと頑張っている姿です。時期的には4月下旬~6月上旬頃で、幼虫は蛹室を作るために体を動かしたり、硬直したようにピタッと動かなかったりします。

だからたまたま見たときが、その動かないタイミングだったりすると「あれ?動いていないから死んでしまったのかなぁ?」と思ってしまうかもしれませんね。


そしてその時期の幼虫は体色は黄色を帯び、とてもデリケートな状態。動くかと触って確かめるのはやめ、しばらく観察するようにしましょう。

下の画像のように黄色な体色をしていますよ~。
 ↓            ↓
カブトムシの幼虫の前蛹時


前蛹の場合なら必ず動くタイミングがありますから心配はいりませんよ。そして時間が経過すれば蛹になってくれます。


ただ蛹が土の中ではなく、蛹室を作れずに土の上にいた場合は要注意。なぜならそのまま羽化してしまうと羽が変形してしまったりするからです。


だから蛹が土の上にいるようなら給水用のスポンジなどを使って人口蛹室を作ってあげましよう。
 ↓            ↓
あれ!? カブトムシの幼虫が土の上で蛹になっている! どどどどうしょう・・・😓 と、お困りではないですか...

衰弱していると動かない可能性もあるよ


衰弱してしまい体力がなければ動かない場合があります。そして当然ですが死んでしまっていれば動きません。

その場合の幼虫の特徴ですが、


私の経験上は衰弱の場合は体色が黒ずみかかっていましたし、死んでしまっている場合はどす黒くなっていました。

そして衰弱してしまった幼虫も、可哀想ですが助けてあげることができませんでしたね。


そんな衰弱や死んでしまう原因は、マットの中の

  • 酸素不足
  • 汚れ
  • 多湿
  • 乾燥

などの環境の悪さです。

ですから定期的にマットの交換をしてあげましょう。その時にはマットに適量の湿り気を与えることも大切ですよ。

湿り気具合はこんな感じで土を強く握ると、そのまま形が崩れないぐらいが理想です。
 ↓            ↓
湿らせたマット

マット交換についてはこちらの記事が参考になりますよ。
 ↓            ↓
あれ?カブトムシの幼虫が土の外に出てきている!! 日曜日に土を交換したばかりなのに・・もしかして交換の仕方が間違ってたのかな・・? ...

まとめ


妻が動いていないと心配していた我が家の幼虫は、前蛹の状態でした。で、私が説明したとおりしばらく観察していると「ぐるり」と体を動かしたので妻も安心していましたよ。

ですから幼虫が動いていなくても焦らないで、

  • 冬眠
  • 前蛹
  • 衰弱

かを見極めてくださいね^^


今回も記事をお読みになって頂きありがとうございました。


スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

おすすめ記事(一部広告を含む)