すき焼きの甘辛く煮えた具材を、生卵にくぐらして食べると美味しいですよね。
私は、すき焼きを食べる時は、生卵を四個から五個ほど使って食べますが、いつも妻から「生卵食べすぎじゃないの?」と言われています。
妻は、すき焼きに生卵が嫌いなのでそう言うかも知れませんけど。(でも、卵掛けご飯は大好きなんですよ^^;)
まあ、確かに自分でも食べすぎかなって思っていますが、すき焼きを食べるのに生卵がなかったら始まりませんよね^^
しかし何故、すき焼きを生卵に付けるようになったのでしょう。
生卵にすき焼きを付けて食べるのが大好きな私が言うのもなんですが、どうしてわざわざ付けるようになったのでしょね。
と言うことで今回は、私が調査した「すき焼きには生卵!」の理由と、生卵以外にも美味しく付けて食べれるものをお伝えいたします。
すき焼きが大好きなあなたと一緒に読んでいきましょう。
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すき焼きには生卵の理由!

さて、すき焼きには生卵を使うようになった理由ですが、調べていくと幾つかの説が見つかりました。
その説はと言いますと、
- すき焼きの肉が熱い説
- 牛肉が臭い説
- 味が濃かった説
- 軍鶏鍋から始まった説
- 江戸っ子のせっかち説
です。
ではそれぞれの説について順番に見ていきましょう^^
■すき焼きの肉が熱い説

もともと昔の日本では、田畑を耕す牛や人を乗せて働く馬の肉を食べることが禁じられていました。
しかし、1872年1月24日に明治天皇が牛肉食の禁を破り、食べたことで解禁になります。
すると、一般庶民の中でも牛肉を使ったすき焼きや牛鍋が食べられるよになり、大人気になるのですが、熱さが苦手の人は熱い肉を上手く食べれません。
冷めるまで待っていると肉は無くなってしまうのは当然です。
そこで、熱くて食べれない人が思いついたのが、冷たい生卵に付けて食べる方法でした。
しかし、1872年1月24日に明治天皇が牛肉食の禁を破り、食べたことで解禁になります。
すると、一般庶民の中でも牛肉を使ったすき焼きや牛鍋が食べられるよになり、大人気になるのですが、熱さが苦手の人は熱い肉を上手く食べれません。
冷めるまで待っていると肉は無くなってしまうのは当然です。
そこで、熱くて食べれない人が思いついたのが、冷たい生卵に付けて食べる方法でした。
と言う説があったのですが、確かに猫舌の人はあの熱々のすき焼きを食べるのには苦戦したかも知れませんね。
あながちすき焼きには生卵の理由で間違いないかもですね。
では、次を見てみましょう。
■牛肉が臭い説

明治天皇が牛肉を食べたことで、肉食が解禁になり、一般庶民も牛肉を食べ始めたわけですが、牛肉を食べる習慣がなかった為、牛肉の臭みが気になり食べられない人がたくさんいました。
そこで、その臭みを和らげる為に生卵を使って食べやすくしたのです。
そこで、その臭みを和らげる為に生卵を使って食べやすくしたのです。
なるほど、私も牛肉などの一般的な肉は食べ慣れているので平気ですが、一度イノシシの肉を初めて食べたときは、臭くて全く食べれませんでした。
となると、初めて牛肉を食べた人が、臭くて食べれなかったのも納得がいきますから、これもすき焼きには生卵の理由としては繋がるかもしれませんね。
■味が濃かった説

すき焼きが広まった当初は、ぶつ切りの肉を味噌で煮込んだものが主流でしたので、とても濃い味付けでした。
そのうち醤油などの味付けに変わってはきましたが、味の濃さや辛さは変わりません。
なので、最後まで食べれず残してしまうこともあり、何とかならないかと考えついたのが、生卵を使って滑らかな味にすることです。
これが上手くいき、濃い目の味のすき焼きも残すことがなくなり大変美味しく食べれるようになったのです
そのうち醤油などの味付けに変わってはきましたが、味の濃さや辛さは変わりません。
なので、最後まで食べれず残してしまうこともあり、何とかならないかと考えついたのが、生卵を使って滑らかな味にすることです。
これが上手くいき、濃い目の味のすき焼きも残すことがなくなり大変美味しく食べれるようになったのです
そうですね。私はあの甘辛さが大好きなので(だから血圧が高いかも・・)平気ですが、妻は苦手でよく水を足そうとします。
そんな事を思うと、味の濃さが苦手な人が必然的に生卵を使い出したのも納得がいきますね。
■軍鶏鍋から始まった説

昔から、四国高知では栄養があって美味しい軍鶏鍋は庶民の中で人気ありました。
とくに風邪を引いたときには、軍鶏鍋を食べて温まると早く治るとも言われていたのです。
その軍鶏鍋を栄養のある生卵と一緒に食べることでさらに効果があると思われて食べられるようになり、肉に生卵を付ける習慣が全国に広まったのです。
とくに風邪を引いたときには、軍鶏鍋を食べて温まると早く治るとも言われていたのです。
その軍鶏鍋を栄養のある生卵と一緒に食べることでさらに効果があると思われて食べられるようになり、肉に生卵を付ける習慣が全国に広まったのです。
なるほど、これもすき焼きには生卵の理由としてはありそうですよね。
あの坂本竜馬も刺客に襲われて亡くなる寸前は、風邪を引いていて軍鶏鍋を食べる準備をしていましたよね。
結局は食べる前に刺客に襲われてしまいましたが、軍鶏鍋を生卵で完食した後なら元気になり、刺客を返り討ちにしていたかもしれませんね^^
■江戸っ子せっかち説

江戸時代の料理には、キジや鴨を使った鍋があり、その中に生卵を溶いて入れ、蒸して食べる習慣があったのですが、せっかちな江戸っ子は蒸す時間を待つのもめんどくさいと言って、生卵にそのまま肉を付けて食べる人が現われてしまったのです。
しかし、その生卵に付けた肉が美味しということが広まり、すき焼きにも生卵を使うようになったと言われています。
しかし、その生卵に付けた肉が美味しということが広まり、すき焼きにも生卵を使うようになったと言われています。
そうそう、私は江戸っ子と聞くと、シャキシャキと動き、いつも忙しくしているイメージがあります^^
確かに、あの想像する江戸っ子なら、待ちきれなくなるのも分かりますよね。
そう言えば江戸っ子は、お寿司を食べる時も、さっと食べてさっと出て、仕事に戻ったそうです。
となると、この江戸っ子せっかち説も、すき焼きには生卵の理由に近いかもしれません。
以上、私が調査した、すき焼きに生卵が使われる理由と言われる五つの説ですが、実際にはどれが正解ということははっきりされていないようです。
ですが、今の現在では、
- 猫舌だと言って具材がなくなることもない
- 肉食に慣れているので臭みを気にする事もほぼない
- 味の濃さは簡単に調整できる
- 栄養のある食べ物も豊富である
- 江戸時代の様にせっかちになる必要もない
ですよね。
となると、必ず生卵を使わなければならない理由になりません。(生卵が大好きな私が言うのもなんですが^^;)
これがもしマナーなどなら話は別ですが、好きな食べ方をしても問題なさそうです。
であれば、あれこれと試したくなるのが私(笑)
生卵以外のものでもかなり美味しく食べられる組み合わせもありましたので、ぜひ紹介させてください。
すき焼きの生卵以外に付けて美味しいのは?

さて、今回私が生卵以外に試したのは、
- 大根おろし
- 山芋
- ごまだれ
- 梅ソース
- 豆乳
です。
美味しかったもの、チョット合わないかな?と思ったものがありますので順番に見ていきましょう。
大根おろし

私は、湯豆腐や寄せ鍋などには大根おろしを使って食べる事がありますので、すき焼きにも使ってみることにしました。
初め、すき焼きの甘辛い美味しさが大根おろしに邪魔されるのではないかと思いましたが、試してみると大根の苦みがすき焼きの甘辛さを引き立ててくれ、美味しく食べれる事を発見しました。
すき焼きの後半は煮詰まり、チョットくどくなる事がありますが、大根おろしで食べるとその感覚も和らぎます。
それに、最後の締めに、直接大根おろしとうどんを入れて食べてもとても美味しく頂けます。
大根おろしはおすすめですよ^^
山芋

妻が山芋が大好きなので、山芋をすって、とろろを作り試してみました。
するとこれが、すき焼きに絶妙に合い、美味しく頂けるじゃありませんか!
それに山芋は、消化力も高めるのでお肉を食べるすき焼きにはピッタリですね。
もちろん、とろろだけでも美味しいですが、生卵にとろろを追加してもバッチリですし、残りを温かいご飯に掛けてもOKです^^
ごまだれ

ネットで「ごまだれすき焼き重」と言うものを見かけたので、しゃぶしゃぶで使うゴマダレを買ってきて早速試してみました。
一口食べたら「おっ!これはいける」と思う中々の美味さ。
しかし、食べ進むにつれて「ちょっとこれはくどいかな・・」てな感じになってきてしまいました。
やはりこまだれは、しゃぶしゃぶの方が合うのではと思います。
しかし、これは私の個人的な意見ですので一度試してくださいね。
梅ソース

梅干し茶漬けを食べていた時に、思いついたのが梅干ソースです。
ネットで調べてみると、何やらグルメ漫画の中でお肉を梅ソースに付けて食べると美味しく食べれると紹介され、話題になったとありました。
お!それなら私の直感もまんざらではないなと思い早速探して見ました。
見つけたのがこちら↓
早速食べてみましたが、梅干しの香りと酸味がすき焼きの甘辛さとよく絡み合い美味しく食べられました^^
それに梅干しは、酸性になった体をアルカリ性にしてくれる働きがあるので、酸性食品のお肉などを食べるすき焼きには健康面からもおすすめになります。
豆乳

健康の為に毎日豆乳を飲んでいるので思いついたのが豆乳たれです。
豆乳たれと言っても、ただキッコーマンの調整豆乳を器に移すだけですが(^^;
しかしこの豆乳ですが、すき焼きの具材によく合って美味しく食べれます。
冷たいままの豆乳でも構いませんが、少し温めても美味しいですよ(^^♪
付けたれで使ってもいいのですが、直接豆乳を鍋に入れて豆乳すき焼き鍋にして食べるのも美味しいかったです。
その豆乳すき焼き鍋ですが、生卵が大好きな私は煮えた具材を生卵にくぐらして食べたのですが、これはこれで絶品でした。
それに豆乳は大豆イソフラボンや大豆レシチンを含む健康飲料ですからどんどん使いたいですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回のすき焼きには生卵の理由と、その他に付けるおすすめは^^
生卵の理由は色々考えられますが、兎にも角にも美味しくすき焼きが食べれれば文句ないですよね。
それと、すき焼きに生卵が苦手でしたら、今回紹介したものを一度、全部試してみてください。きっとお気に入りに出会えると思いますよ。
ではここでもう一度おさらいです。
すき焼きには生卵の理由の説は、
- すき焼きの肉が熱い説
- 牛肉が臭い説
- 味が濃かった説
- 軍鶏鍋から始まった説
- 江戸っ子のせっかち説
そして、生卵以外でのおすすめは、
- 大根おろし
- 山芋
- ごまだれ(おすすめ度半分)
- 梅ソース
- 豆乳
早速今日は、美味しいすき焼きを食べましょう。
あ!すき焼きの具材も、たまには変わり種に挑戦してみませんか(^^♪それならこちらの記事を覗いてみてください。
好きな食べ物が多い筆者ですが、その中でも大好きなお肉も食べられ、野菜も一杯食べられるすき焼きが大好きです。
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今回も記事をお読みになって頂きありがとうございました。