久しぶりにDVDを借り、大好きなコーヒーを飲みながら映画を見ていました。映画のタイトルは「最高の人生の見つけ方」ジャックニコルソンとモーガンフリーマン主演のハートフル・ストーリーです。
ストーリーの途中で「コピルアク」と言うコーヒーの話があり、二人が大笑いする場面があります。その「コピルアク」はジャコウネコのコーヒーと言われ、最高級であり、幻のコーヒー豆とも言われているそうです。
そんな話を聞いたら、コーヒー好きの私としてはメッチャ気になり、さっそく調べてみると、確かにすごく高価なコーヒーということが分かってしまいました。
ということで今回は、実際にコピルアクのコーヒーを飲んでみた私が、幻のコーヒー豆の香りの秘密や、その1杯の値段などについてお届けいたします。
ジャコウネココーヒー「コピルアク」1杯の値段は?
日本でのジャコウネココーヒー「コピルアク」の1杯の値段を調べてみると、あまりの高さに驚きです。
その値段は、
・1杯:8.000円!
でした。ビックリですよね(^^;
では、なぜそんなに高いのでしょうか…
コピルアク1杯の値段はなぜ高い?
そもそも。ジャコウネココーヒー「コピルアク」の豆は、世界への輸出量が年間300㎏だけなのです。ちなみに日本が年間に輸入するコーヒー豆の年間量は…
日本は世界的なコーヒー消費国となり、2017年12月時点でのコーヒー輸入量は、European Union、アメリカに続き世界第3位です。2017年のコーヒー輸入量(生豆換算計)は約46万トンでした。2016年度の調べでは、国民の一人当たりが1週間に飲むコーヒーの杯数は、約11.1杯。これからも、コーヒーは日本人に愛されていくことでしょう。
引用元:味の素AGF株式会社
とあるよに、約46万トンです。コピルアクの豆がいかに希少品なのかがわかりますよね。
そしてコピルアクの豆ですが、国内の相場を調べてみると、100gあたり5,000円~20,000円ほどになっていました。
普通、コーヒー1杯を作るには12g程の豆を使用しなければなりません。たとえば、100g20,000円のコピルアク豆を仕入れた場合は、8杯分のコーヒーしかできないのです。
なので、希少価値がでてしまい、高級ホテルのラウンジなのでは、1杯8.000円で出されているのです。
とは言え、1杯分の原価は2,500円になるので、1杯8.000円なら原価率が30%になります。この原価だけ見ると、もう少し安くても・・と思うのですが、その他にも色々な経費が掛かってしまうのでしようね。
しかし、1杯8,000円のコーヒーとは凄いですね(^^;
とは言え、高級ホテルなどで1杯が8.000円と高価なコピルアクも、一般的な喫茶店でコピルアク豆を仕入れているお店なら、1杯3.000円程で提供してくれています。
そんな高価なジャコウネココーヒー「コピルアク」ですが味の方はどうなのか気になりますよね。
そして私が実際に購入し、飲んでみましたのでどんな味だったのかお伝えしますね。
幻のコーヒーコピルアクの味や香りは?
まず飲む前に、色々調べてみると以下のような意見がありました。
- 香りがよく、苦みがない
- さっぱりしている
- 苦みも酸味もなくさっぱりしている
- クリームのようなコクがありとても美味しい
- 高貴な香りと今までにない味わい
- チョコレートのような味わい
どれもよさそうな意見ばかりなので、飲んでみたい行動に掻き立てられますね。
そして私がお値打ちに幻のコピアルクコーヒーを飲める方法はないかと調べると、楽天で見つけたのでさっそく購入してみました。
↓ ↓
届いたのはインドネシア産のコピルアク。
↓ ↓
ドリップコーヒーで内容量は100g。価格は800円です。
↓ ↓
封を開けた瞬間にすごく良い香りがしてきます。普段飲んでいるドリップコーヒーより濃厚な香りですね。
↓ ↓
大きさ的には普段飲んでいるものと変わりません。
↓ ↓
カップにセットして中を見ると豆の粒が大きいように感じます。
↓ ↓
お湯を足すと、香りが部屋中に舞い上がりました。
↓ ↓
色合いもどことなく上品な気がします^^
↓ ↓
で実際に飲んでみると、
ちなみに、私の地元である名古屋近郊の知立市の0566珈琲製作所では、1杯2.500円で飲めるようなので、一度プロが淹れるコピルアクコーヒーを飲みに行ってみます^^
では次に、その高価なジャコウネココーヒー「コピルアク」の豆の正体について見ていきましょう。
え!ジャコウネココーヒー「コピルアク」の正体は猫?
実は、私もビックリしたのですが、コピルアクの正体は猫でした。驚きですね(^^;
では、順を追って説明させていただきます。
まず、コピルアクとは世界で一番高価で希少なコーヒーの名前だとコーヒー愛好家の間では当たり前になっているそうです。そして、インドネシアが原産国で、コピルアクの「コピ」はインドネシア語でコーヒー。「ルアク」はジャコウネコの意味となっています。
そして、ルアクの意味のジャコウネコこそが、インドネシアに生息する野生の猫なのです。
では、「どうしてジャコウネコの名前がコーヒーについているのか?」
それがこのコピルアクの「秘密」なのです。
ジャコウネコは夜行性の動物で、食欲旺盛な猫なんです。大好物なのがコーヒーチェリー(コーヒーの赤い実)で夜中に畑に現れては赤い実を口に含みムシャムシャと食べるのですが、食べるのは赤い実だけです。
だけど、実の中の種は硬すぎて食べないので、そのまま飲み込んでしまいます。そして、硬すぎて消化されずにジャコウネコの腸の中で程よく発酵されてウンコと一緒に排出されます。その種こそがコピルアクの正体ということです(^^♪
そしてその種ですが、ジャコウネコは霊猫香(れいびょうこう)を分泌します。これが体内で発酵して種に独特の深みがある最高の香りを与えるそうですよ~。私が先程飲んだときの香りがそれですね^^
でも「ウンチと一緒になんて衛生的に大丈夫なの?」て心配になりますよね。
で、調べてみましたが、排出された種は丹念に水で洗い(当たり前ですね(笑))十分時間をかけて乾燥させているので問題ないようです。
まとめ
いかがでしたか?
ジャコウネココーヒー「コピルアク」(^^)
まさか動物の糞の中から出てきたコーヒー豆だとは夢にも思いませんでしたね。
しかし、希少で幻と言われる理由がわかりましたね。
そして、動物からのコーヒーですが、調べてみるとジャコウネコの他にも、
- 台湾サルが吐き出した実の種から作るもの
- タイの像にコーヒー豆も食べさせて糞から集めてコーヒーとして作るもの
がありました。
まだまだ知らないことがたくさんありますよね(^^)
私はゾウのコーヒーは遠慮させていただきます…(^^;
今回も記事をお読みになって頂きありがとうございました。