「痔瘻の手術って痛いのだろうか・・?」
もしかして、痔瘻の手術をしなければと悩んでいませんか?
その気持ち、よく分かります。
だって筆者は、痔瘻の手術をして1ヵ月の入院体験をしたあなたの大先輩だからです。
私も数年前のあの頃は、痛いおしりを押さえながら痛いであろう痔瘻の手術をまじかに迎え、ブルブルと震えていたものでした(泣)
そもそも日本人が3人寄れば一人が痔持ちであると言われる程、
日本人と痔とは切っても切れない仲なんですよね^^
そして、その痔の中でも最も厄介な痔が痔瘻であり、手術の方も1番難しいとも言われているし、他っておいて悪化してしまうと、大腸がんになってしまうケースもある怖い痔なんです
なので、そんな痔瘻の手術が決まってしまったら怖くなるのは当然ですよね。
そこで今回は、「複雑痔瘻」の手術を経験した筆者が、痔瘻の手術は本当に痛いのか?痛くないのか?その辺りを体験をもとにお届けしたいと思います。
痛いおしりを押さえながら悩んでいるあなたと一緒に読んで行きましょうね。
きっと気が楽になると思いますよ。
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痔瘻の手術はそんなに痛いの?
痔瘻の手術自体は全く痛くありません!
先生の鼻歌や、看護婦さんとのなにげない会話を聞きながら手術が進んでいきます。
そりゃーそうですよね。切る場所が切る場所ですから痛かったら大変です。
ちゃんと麻酔を打つので痛い思いをすることはありませんから安心してくださいね。
ただし、手術後に痛い思いをしなくてはいけない場面もありますので、その辺りは多少の覚悟はしとかなければいけません。
では、私が体験した、
- 検査
- 浣腸
- 麻酔
- トイレ
- 治療
手術前の検査は痛いの?
手術前の検査の内容は、
- 血液検査
- 心電図
- 大腸内視鏡
しかし、この心配は全くの取り越し苦労でありました。
何の痛みもなく、スムーズに検査して頂きました。
ただし、これも検査をされる先生が大腸内視鏡検査に慣れていることが必要です。
その為にはやはり、痔の手術を毎日おこなっている痔の専門病院に行かなければなりませんね。
大腸内視鏡検査の痛みを避けるなら大きな専門病院がお勧めです。
手術前の浣腸は痛いの?
これは痛くはないですが、苦しいです💦
その内容を説明します。
1.日当たりが良い診察室に通される
2.日が当たるベッドに上がり四つん這いになる
3.肛門周りの毛を剃られる
4.牛に浣腸するのかと思う大きな浣腸をされる
5.隣のトイレに移動
6.トイレから戻ると今度は牛乳瓶程の浣腸をされる。
7.瞬間的に便意を感じトイレに直行!
このような流れです。
一本目の大きな浣腸は大きさに比べれば楽だったのですが、二回目の牛乳瓶サイズの浣腸が物凄く苦しかったですね。少し入っただけで便意を感じてしまい、
すぐにでも発射しそうなのを必死の形相で苦しみに耐えていました💦
と言う事で、浣腸は痛くはなく、苦しいということを覚えておいてください。
手術前の麻酔は痛いの?
痔瘻手術は腰椎麻酔です。
これは痛いだろうと覚悟をしていましたが、大腸内視鏡検査の時と同じく取り越し苦労で済、ホッとしましたね。
最初にチクッとするだけで後は全く痛みがありませんでした。
しかし、こちらも麻酔医師の腕により変わってくるようですからやはり大きな専門病院がお勧めですね。
手術後の初夜は痛みがあるの?
手術が終わると入院部屋にストレッチャーで運ばれます。
私の痔瘻は複雑だった為に、九時から始まった手術が終わったのは三時間後の12時過ぎです。
そのまま夜を迎えるわけですが、やはり麻酔が切れてくると熱い痛みが襲ってきます。
ですが、看護婦さんから痛み止めをもらい服用すれば痛みは治まりますから安心してください。
実は、その痛みよりきついのがトイレです。
手術の後は、打った麻酔が頭の方に上がってくるのを防ぐために立ち上がるのは禁止になっています。
ですので、オシッコはベッドの脇に置いてある尿瓶で済ますように言われていましたが、麻酔のせいなのか?したいはずのオシッコが全く出ません。
したいのに出ない、この苦しさはたまりません。
看護婦さんに相談すると、どうしても出ないようなら尿道に管を入れて出してくれるそうです。
しかし、看護婦さんが言うにはこれが中々の痛さらしい・・
それは御免だと思い、一生懸命に出そうとするのだが全くでない、
もう限界になり、
この苦しさから脱出できるなら痛くてもしょうがないと判断、
「看護婦さん~!管を入れてくださぁ~い」とお願い
しかし、痛いであろうと思っていた管入れもオシッコの我慢の苦しさに比べればたいしたことがなかったのか、全くの痛みも感じることなくスッキリとして終了。
でも、この管入れもベテランの看護婦さんと経験が浅い看護婦さんとでは違ってきますからお願いするならベテランさんにしてもらいましょうね。
手術後の治療は痛いの?
手術後に初めての診察室での治療は「痛いです!」
これは残念ながら凄く痛いです。ですが、一瞬です。
でも痛いです・・
飛び上がるほどです。(実際おしりが跳ねあがりました(笑))あの時は笑い事ではなかったですけどね^^
そもそも私のおこなった手術は、悪い部分を全てきり取り、あとは切り取った部分のお肉が自然に再生するまで入院する事でした。
その為に、手術した直ぐ後は、傷口にガーゼを詰めている状態です。
最初の治療はそのガーゼを交換して、消毒し、新しいガーゼを詰める治療です。
そのガーゼ交換は手術の2日目です。考えてみてください傷口にこびりついたガーゼを剥ぎ取るのです。
はい!飛び上がりますよね。
このガーゼ交換だけはどれだけの名医も関係ありませんね。
なので、このガーゼ交換だけは覚悟をしておいてくださいね。
でも、我慢強いあなたならきっと大丈夫ですよ。一瞬ですから、そう一瞬です^^
2回目、3回目からのガーゼ交換からは、楽になりますから心配しないでくださいね。
たしか私は、何回目からは先生と談笑しながらガーゼ交換をしてもっていましたし、最後の方はガーゼ交換が楽しみになっていましたよ♪
そして1ヵ月きっかり入院生活をして無事に退院をする事ができました。
最後に
と、こんな感じの痔瘻手術の体験でした。
おかげさまで痛みに関しては、ガーゼ交換の一瞬だけで済みました。
手術中に痛い思いをする事は当然ありませんし、術後の麻酔切れの場合も痛み止めにより苦しむ事はありません。
これも、私が大きな痔の専門病院を選んだおかげだと思います。
痔瘻の手術は大きな専門病院で手術する事が痛みから解放される秘訣になりますね。
それに私が、痔瘻の手術をおこなったのはもう10年以上前です。
それから医療も進んでいますし、絶対に痔瘻の手術方法も進歩があるはずです。
もしかして、ガーゼ交換も痛くない交換方法が出来ているかもしれませんね。
さあ、あまり考え込まずに気を楽にして手術に挑んでください。
きっと取り越し苦労で終わりますよ♪