季節が乾燥する時期になると、気を付けたいのが風邪です。
風邪を引くと嫌なのが喉の痛みです。
私の場合、風邪を引きかけると喉の違和感から始まります。
それから段々と、喉が痛くなり、最後には唾を飲み込むのも辛い痛みとの戦いが始ります(^^;
そうなると、食事をするのも、水分を摂るのも嫌になります。
夜中に、痛みで目も覚めてしまうし・・(泣)
あなたもそのような経験ございませんか?
実は私は、そんな辛い喉の痛みも、ここ数年経験する事がなくなったのです。
その秘密はうがいです。
このうがい、子供の頃は母親にうるさく言われてやっていたのですが、大人になるに連れてやらなくなったんですよね。
しかし、このうがいが今になってやっぱり風邪予防には効果があるものだと認識するようになったのです^^
うがいのやり方には、
- 水うがい
- 塩水うがい
- 緑茶うがい
- 紅茶うがい
- うがい薬
どれも、風邪予防には効果があるうがいです
そして、その中でも塩を使った塩水うがいが、風邪の予防に凄く効果があり、痛み出した喉の痛みにも驚きの効果があるのです。
という事で今回は、塩水うがいについて記事を書いていきます。
ですが、その前に、うがいの効果について触れさせてもらいます。
何故ならば、塩を使ったうがいは、通常のうがいの力を増幅させるようなもの、だから基本的な効果を知らなければ、塩水の凄さは伝わりづらいと言えます。
なので、先に簡単にうがいについてチェックしていきましょう。
大前提!うがいの効果を知っておこう
私は、子供の頃から、家に帰ると母親から必ず「うがいはした?」と言われ続くけていました。
その陰で子供の頃はあまり風邪を引いて寝込んだ記憶はありませんでしたが、大人になるにつれその習慣を怠けてしまい、風邪を引き喉の痛みに悩まされる事が度々あるようになってしまいました。
そんな時は、「やっぱりうがいはしっかりしないとダメだな・・」と反省しています。
■うがいの効果
風邪やインフルエンザの菌は、喉の粘膜の毛細血管に付着し増殖して炎症を起こします。
うがいをすると、外出中に空気と一緒に吸い込み喉に付着したウイルスや細菌などを取りのどいてくれる作用があります。
そして、うがいによる刺激が粘膜の分泌や血行を盛んにし、喉が本来持っている細菌やウイルスに対する防御機能を高める効果が有るのです。
喉の防御機能と、うがいの作用が加わり風邪に対する予防効果がぐんと上がるわけです。
予防医療学(環境安全保険機構健康科学センター)川村 孝(京都大学教授)の研究では水うがいで風邪発症率が4割減と言う報告もあります。
ボランティア387名を募り、くじ引きで「水うがい群」「ヨード液うがい群」「特にうがいをしない群」の3群に割り付け、2ヵ月間にわたって割り付けられたうがい行動をとってもらって風邪の発症を追跡した。その結果、発症率はうがいをしない群の1ヵ月あたり100人中26.4人に対して水うがい群は17.0人、ヨード液群は23.6人であった。多変量解析で群間のばらつきをそろえると、水うがいをした場合の発症確率はうがいをしない場合に比べて40%低下することになる。
引用元http://www.wound-treatment.jp/new-data/2012-0918.pdf
しっかりとしたうがいは大切だと言う事がよくわかります。
そして、そのうがいでも塩を使ったうがいが効果が倍増するのです。
塩水うがいはどうして良いのか?
水より塩水の方がウイルスや細菌を除去する効果が優れています。
「何故か?」
塩には脱水作用があります。
例えば、漬物を漬ける時に野菜の余分な水分を抜くのにも塩の脱水作用を利用します。ウイルスや細菌は発育する為に水分を必要とします。
塩水うがいは、塩の脱水作用でウイルスや細菌を育たなくし、喉の粘膜に付着しているウイルスや細菌を余分な水分と一緒に除去してしまうんです。
さらにお湯に塩を溶かしてうがいをすれば喉を温めながら殺菌、洗浄が出来るので喉の痛みの効果がさらに上がります。
塩水うがいに喉に付着した細菌を殺菌して風邪の予防に役立つ事は分かりましたが、すでに風邪を引いてしまった場合や、よく言われる虫歯の予防、口内炎、口臭などには効果があるのかを見ていきましょう。
■風邪を引いた場合の効果
すでに風邪を引いてしまい、喉の炎症で痛みが出ている場合でも、もちろん塩水うがいは効果を発揮してくれます。
細菌により炎症してしまった部分の痛みを和らげ、付着した細菌を取り除いてくれる効果があることからも、風邪の完治が早まるのは間違いないようです。
■虫歯に期待できる効果
よく歯磨き粉に塩が配合されている事からも分かるように、塩水うがいには虫歯予防にも効果はあります。
それは塩の殺菌作用が、食後のあとに残った食べかすから出る菌を殺菌してくれるからです。
とは言え、塩水うがいをしていれば必ずや虫歯にならないわけではありません。
なぜなら、虫歯の一番の原因は歯垢だからです。塩水うがいでは歯垢を除去する事はできません。
なので、正しい歯磨きを心がけ、菌を殺菌してくれる塩水うがいを補助的な役割として取り入れるようにしましょう。
■口内炎にも効く可能性が
気がついたら口の中に出来てしまっているのが、痛い口内炎です。
塩水うがいには、この口内炎にも効果があるとも言われています。
ですが、原因や症状によりその効果も違ってきます。
ばい菌により一時的な軽い口内炎であれば、塩の殺菌効果が期待できますが、ストレスや生活習慣、ビタミン不足などによっての酷い口内炎には痛みが酷く、逆効果になる恐れがあります。
実は私も、酷い口内炎の時に塩水を口に含んだら物凄い痛い目にあった事があります(^^;
なので口内炎の場合、塩水うがいは、ばい菌による軽めの症状だけにしましょう。
■口臭を和らげてくれる
塩水うがいには、残念ながら歯周病などによる口臭を防ぐ効果はないようです。
しかし、塩水うがいには、食べかすやプラーク、舌苔などの生理的口臭を抑えるのに必要な唾液の分泌を促す効果はあります。
なので、塩水うがいで口臭を無くそうと考えるのではなく、和らげることに意識をし、食後にうがいを取入れるようにしましょう。
合わせて知っておこう!塩水の作り方とうがいのやり方
■塩水うがいの作り方
コップ一杯の水に(お湯がお勧め)塩を一つまみ(約60mlぐらい)を入れるだけです。少し塩辛いぐらいが丁度良いと思いますよ。
塩の濃度が濃い方が、ウイルスや細菌などの除去に効果が有りますので徐々に塩の量を増やしていき馴れる様にしていく方がいいと思います。
■塩水うがいのやり方
1、まず口の中を綺麗にするために水でうがいをします。
2、塩水を口に含み、30秒ほどブクブクと口をゆすぎ吐きだします。
3、もう一度塩水を口に含み、顔を上向きにして塩水を喉の奥まで持っていきます。
4、ガラガラ、ガラガラと20秒ほどうがいして吐きだします。
5、このガラガラうがいを数回繰り返してください。
歌手の「八神純子さん」も喉の調子が悪くなると直ぐにお湯に塩を溶かし、喉の奥に含み「ガラガラ」と数回うがいをし、喉の調子を整えてステージで歌われるそうです。
八神純子さんの直伝塩水うがいの作り方が紹介されていました!
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まとめ
いかがでしたか?
うがいは簡単な方法で出来る風邪予防です。特に塩水うがいは、子供も大人もお年寄りもガラガラ、ガラガラとするだけでウイルスや細菌を除去できます。
乾燥するこの時期だけではなく、普段からうがいの習慣作りましょうね。
そうすれば痛い!痛い!喉の痛みの症状も現れないはずですよ♪
今回も記事をお読みになって頂きありがとうございました。