非常に残念なことですが、長年連れ添って来た夫婦が「離婚」する場合が有ります。
昨今は熟年離婚と言うキーワードも良く耳に致します。
筆者も、長年夫婦をやってきましたので、それはそれは恐ろしい喧嘩も沢山してまいりました。すべて私の負けでしたが・・(怖)
喧嘩もし、笑いもし、泣きもしながら、
離婚はせず夫婦で25年が過ぎました。(^^;
そんな事を考えてた矢先、仕事で大阪出張に出かけた時に離婚話を相談されたんです。(*_*;
その男性は夫婦生活33年に終止符打ち、離婚を決意したそうですが、どうやら離婚財産分与の事で悩んでいるらしく私に相談してきたわけです。(困った・・汗)
内心、分けれる財産があるなんていいじゃありませんか!と思いながら、その晩は二人で居酒屋で遅くまで飲み明かしました。
彼は、住まいのマンション、近くもらえる退職金の事など心配していましたが、お酒はとても美味しそうに飲まれていました・・・(笑)
しかし、相談内容の離婚財産分与については大したアドバイスも出来なかったので申し訳なかったと反省しております。
そこで今回は、離婚時の財産分与について調べてみる事にしました。
離婚の危機がないとしても何事も勉強ですよね、一緒に調べてみる事にしませんか?
スポンサーリンク
離婚財産分与の対象は?
初めに離婚財産分与は何が対象か見てみましょう。- 不動産
- 預貯金
- 有価証券
- 保険(生命保険、学資保険など)の解約返戻金
- 車
- 家具
共有財産とは婚姻中に夫婦が協力して取得した財産です。
一方の名義である場合でも、婚姻中に築いた財産は夫婦で協力して得た共有財産と判断されます。
奥さんに内緒又は旦那さんに内緒に貯めこんだへそくりも、共有財産に当てはまりますので、貯めこんでいるなら気を付けて下さいね。
ただ絶対ばれない隠し口座でもあれば別ですけれど・・・(^^; もちろん法律の趣旨には反しますけどね・・頑張ってください(笑)
財産分与の対象外は?
対象外の財産を特有財産と言います。
- 婚姻前から取得していた財産
- 婚姻中に相続や贈与して得た財産
結婚していれば子供もいますよね、子供名義の貯金も婚姻中に得たのですから、共有財産としてみなされてしまいますが、
「子供の貯金は、子供に全部使いたい!」とお母さんなら思いますよね。
・貯金を子供への贈与とする場合は対象外になりますので覚えておいてください。
財産分与の割合は?
財産の分け方で揉めたくありませんよね。
旦那は外で働き、家庭に給与を入れて、奥さんは家事や洗濯の専業主婦が当然の古い時代も有りました。
そして財産は旦那の物がほとんど、奥さんはびびたるものと女性が低い立場で見られていました。
そんな時代も有ったんですね・・筆者の家庭では、想像も出来ませんけれど。。
その古い時代は、奥さんの財産分与の割合は2~3割程度の低い額でしたが、現在は男女平等の要請も高まり女性の立場もグイグイ上がったこともあり財産分与の割合も変化が起こりました。
2016年現在の割合は、奥さんが専業主婦か否かを問わず、2分の1が主流になっています。
借金も財産です!
財産分与対象の借金もあります。- 生活費の為に借り入れたお金
- 家族で使うために購入した車
- 住宅ローンの残
財産分与対象外の借金もあります。
- 個人で贅沢する為に借り入れたお金、生活レベルとかけ離れた高価な洋服、宝飾品
- ギャンブルの為に借り入れたお金
当たり前と言えば当たり前ですよね。
借金の財産分与の分け方は?
財産分与対象の借金は二人で返済しなければいけませんので、共有財産のプラス額から借金のマイナス額を引きます。
その残りの額を分配する事になっています。
注意
住宅ローンの返済が残っているマイホームがあり、残額が多ければマイナスの財産が多くなってしまい、財産分与が受けれなくなることも有ります。
退職金も分与ですか?
「はい!退職金も財産分与です!」「え!? 退職金も分与するの!!?」とビックリする世の旦那達もいるかもしれませんよね。
俺が汗水たらし働いたご褒美みたいなものなのに・・
その様に考えちゃいますね。
しかし、その陰には奥さんのサポートがあったと言う考えがあるのです💦
つまり旦那さんが健康で頑張って定年まで働けたのは、奥さんが洗濯をし掃除をし体に気を使った食事を作り旦那さんが安心して仕事に専念できる環境を作っていてくれたおかげという事ですね(^-^)
しっかりと退職金も分与しましょうね。
財産分与退職金についての動画が有りましたので参考にして下さい。
まとめ
離婚するって凄く体力が必要になるそうです。
せっかく縁が有り結婚したのですから、できれば最後まで夫婦として寄り添い幸せに暮らしたいですが、離婚と言う選択で夫婦生活が終わってしまう場合も有ります。
それがお互いに幸せになれるのであれば後悔することなく進むべきですね。
その為にも二人で築いた財産を喧嘩することなく分けて、お互い第二の人生に向けて頑張って行きましょう!!