先日、友人の男三人で三重県の鳥羽まで旅行に行った時の話です。
夕食に出てきた伊勢海老を食べていたら、日頃あまり積極的に喋らない友人が、「伊勢海老とロブスターの違いって知ってる?」と質問してきたのです(・・?
いつもは、「ふんふん」と聞き手に回っているだけなのに、両者の違いについて自信満々に語りだしたのです^^
私は目の前にある伊勢海老の刺身を夢中になって食べていたのですが、ふっと思いました。
そうだな~「伊勢海老とロブスターの違いって何だろう・・・?」って
その夜はその違いについて語りながら美味しくいただきましたが、途中、意見が異なることもありました。そこで私は帰宅後に徹底的に調べてみました。
そこで今回は、三人で語ったことと私が調べた内容をまとめ、「伊勢海老とロブスターの違い」を考えているあなたにシェア致します。
伊勢海老とロブスターの違い
と言う事で、いろいろな項目に分けて調べてみました。
調べたのは
- 外見
- 味
- 値段
- 料理
- 寿命
- 生態
では、順番に見ていきましょう。
伊勢海老とロブスターの外見の違い
この両者、外見は見比べれば一目瞭然です^^
こちらが伊勢海老
↓ ↓
こちらがロブスター
↓ ↓
ご覧の通りロブスターには、挟まれたら絶対ヤバイ!と思わせる大きなハサミがありますが、伊勢海老にはハサミがありません。
しかし、伊勢海老はハサミが無い代わりに立派な長い髭があります。
この長い髭がクイクイ動く姿は、海老の王様のような貫禄を見せ付けてくれます。
伊勢海老はトゲのある頭をして戦国時代の鎧を身に着けている感じ、ロブスターはトゲがなく、なめらかな頭をしています。
体の色は、伊勢海老は暗赤色で、ロブスターは褐色。
あ!ロブスターは基本色が褐色でありますが、、中には青色やツートンカラー、黄色の個体も見つかっています。
私は、青色は見たことがありますが、ツートンカラーや黄色は見たことがないですね(^^;
青いロブスターの動画がありました!お借りしましたので、ご覧ください^^
以上、外見の大きな違いは、
暗赤でハサミが無く、長い髭がある
■ロブスター
褐色で大きなハサミがあり、髭は無い
です。
伊勢海老とロブスターの味の違い
この味に関しては、個人差があると思います。
なので、私が両者を食べ比べた感想をお伝えします。
まず、伊勢海老です。
年に何回も食べられるものではないですが、一、二回は私の胃袋に入ってくれます。
刺身で食べたら「甘い!」と感じます。
そして、身はキレ細かく、プリプリしています。
味噌の味も濃厚で甘みがあります。
個人的には身よりこの味噌が大好きですね^^
フライで食べても、身がギュッとしまり、プリプリとして甘みがあります。
こんな定食なら最高ですね(^^♪
↓ ↓
そこで、伊勢海老フライ定食を食べたんだ!
— 佐藤 ひろゆき (@hiroz2011) 2016年8月23日
身が大きくて、プリプリして、とても、美味しかったよ!
エビフライは、よく、ありますが、伊勢海老フライて、珍しくない? pic.twitter.com/3KpEPd3Vi0
つづいてロブスターの味です。
ロブスターを、この歳になるまでに食べたのは五本の指で数えるぐらいしかありません(^^;
その内の一回は、名古屋港にあるレッドロブスターで三か月前の誕生日に食べに行きました🎉
その時、食べた感想です。
刺身は食べませんでした(食べなかったと言うか、メニューにありませんでした)
スチームとオーブン焼きの両方を食べましたが、身は伊勢海老のようなプリプリではなく、ホクホクとしていながらも弾力があり、ジューシです。
あの弾力はタラバガニに似ていますね。
と言っても、タラバガニだってめったに食べられないですが・・(^^;
味は「これがロブスターの甘味かぁ~」という感じ。
伊勢海老ほどの甘味はありません。
全体的には大味だなぁ~と印象に残っています。
と言うことで、両者の味の違いは、
身がプリプリとして甘みがある。
■ロブスター
身に弾力があり、甘味は控えめで全体的に大味
伊勢海老とロブスターの値段の違いは
これも気になりますね。
いったいどれぐらい違うのでしょうか?
では、見ていきましょう。
現在(2017)築地市場での伊勢海老の平均卸価格は一キロあたり7.205円です。
その年により変動はあるようですが、年々高くなっているのが現状のようですね
しかし、一キロ7.205円とはさすがは、高級食材ですね。
一方、ロブスターですが、一キロあたり5.000円ほどです。
築地市場でも取り扱っている店があるようですが、今はネットの方が安く購入できるようになっています。
もちろん伊勢海老もネットの方が安く買えてしまいますし、訳ありならグッと安く買えちゃいます。
と言うことで、両者の値段の違いは、
一キロあたり7.205円
■ロブスター
一キロあたり5.000円
伊勢海老とロブスターの料理の違い
この違いは、伊勢海老とロブスターがどういった場所で活躍するかです。
大きく分けると、
伊勢海老は、結婚式やお正月などのお祝いの場にだされます。
代表的なメニューとしては、
- お造り
- グラタン
- フライ
- マヨネーズ焼き
- お味噌汁
ロブスターはクリスマスやハロウィンなどのパーティー会場の席です。
代表的なメニューとしては、
- オーブン焼き
- スチーム
- ガーリックバター焼き
- チーズ焼き
- ビスク
伊勢海老とロブスターの寿命の違い
伊勢海老は、結構長生きする事が分かりました。
寿命は、25年~30年です。
とはいえ、タコやウツボなどの天敵に襲われて短命に終わってしまう場合もあります。
当然、人間に釣り上げられてしまう場合もあります(^^;
一方、ロブスターですが、伊勢海老よりもずっーと長生きするようです。
どれぐらいかと言いますと、驚きですが100年以上です。
というか、寿命が無いらしいです。
理由は、普通どんな動物も寿命と共に内臓が弱って死んでしまいますが、ロブスターは脱皮をする時に古くなった内臓も一緒に捨てて、新しい内臓を作ってしまうからです。
脱皮する度に大きくなり、新しいロブスターとして生まれ変わるって事なんです。
なので、天敵に襲われなければ永遠に生きてしまうと言う事ですよね。
100歳ぐらいになるとどれぐらいの大きさになるのでしょうね・・見てみたい(^^;
と思って、調べてみたら、
2009年にニューヨークのレストランの経営者が推定年齢が約140歳のロブスターを手に入れたことがあったそうです。
年齢は体重から概算できるので分かったのですが、その体重は9キロもあったそうです。
やっぱり見てみたいです。
もしかしてこれぐらい?(^^♪
↓ ↓
と言う事で、無事に寿命を全うした場合、
約20年~30年
■ロブスター
永遠
伊勢海老とロブスターの生態の違い
伊勢海老は、ハサミを含めて脚が10本ある十脚目(じっきゃくもく)または、エビ目とも言う甲殻類の分類群の一つで、イセエビ科に属するエビの一種。
生息地は、千葉県の房総半島から、静岡県、三重県、和歌山、長崎県、鹿児島県、宮崎県などの西太平洋沿岸、朝鮮半島南部沿岸部、台湾などで、サンゴ礁や岩場の隙間を好んで潜んでいます。
地図で言うとこの位置になります。
伊勢海老なら三重県伊勢に行けば沢山いると思われがちですが(私だけ)実は日本においては、千葉県の房総で三重県は二番目になるんです。
ロブスターは、伊勢海老と同じく十脚目ですが、エビの中でも大きな鋏脚と硬い外骨格が特徴のザリガニ下目・アカザエビ科・ロブスター属です。
生息地は、日本近海ではなく、アメリカの北西大西洋、ヨーロッパの北東大西洋、アフリカの南東大西洋などの深海にいます。
地図で言うとこの位置になります。
ちょっと遠すぎて、伊勢海老のように釣りに出かけられそうにもないですね。
ということで、生態の違いは、
日本近海にいるエビ
■ロブスター
外国の深海にいるザリガニに近いエビ
伊勢海老の釣り方や名前の由来ならこちらの記事をどうぞ!
まとめ
いかがでしたか?
伊勢海老とロブスターの違いは^^
ここでもう一度、おさらいしましょう。
両者の違いは、
★伊勢海老
- 暗赤色でトゲだらけの頭をして長い髭を持つ
- 味は甘みがありプリプリとし繊細
- 一㌔あたり7.205円
- お祝いの席の料理
- 約20年~30年の寿命
- エビの一種
★ロブスター
- 褐色でなめらかな頭をして大きなハサミを持つ
- 味は甘さ控えめの大味で弾力がある
- 一㌔あたり5.000円
- パーティー会場の料理
- 永遠の寿命
- ザリガニ近いエビ
どうぞご参考にして頂き、間違わないように美味しく味わってくださいね♪
今回も記事をお読みになって頂きありがとうございました。