私の大好きな料理の中の一つに中華料理があります。
一週間に一度は食べないと気が済みません^^
その中華のメニューの中でも餃子と一緒に食べるチャーハンが大好きです。
なので、お昼休みにもよく中華屋さんに出かけます。ですが先日、行きつけのお店が休みの為、喫茶店に入りピラフを食べたのです。
そして、ピラフを食べながら思ったのが『ピラフとチャーハン』の違いです。
この両者なのですが、私は喫茶店で食べるのをピラフで、中華料理店で食べるのをチャーハンと呼ぶのだろうと勝手に思い込んでいたのですが、「本当にそうなんだろうか?」と考えてしまいました。
気になった私は、早速調べてみることにしました。
すると、面白いことがわかったのです。
と言うことで今回は、私が『ピラフとチャーハン』について調べた両者の違いをお届けいたします。
では一緒に読んでいきましょう!
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ピラフとチャーハンの違いはこれ!
この両者ですが決定的な違いは料理の工程にありました。
- ピラフ:生のお米を炒めてからスープで炊いて完成
- チャーハン:炊いたお米を仕上げまで炒め続けて完成
要するに、
ピラフは「フライパンに生のお米と具材を入れて炒め、その後にスープを入れて炊く料理」
チャーハンは「フライパンに炊いてあるご飯と具材を入れて炒める料理」
と言うことです。
このようにピラフは生のお米を使い、チャーハンは炊いてあるお米を使うのが両者の大きな違いになります。
お店で何も気にしないで食べていましたが、料理工程にこんな違いがあったんですね(^^;
では、もう少しこの両者の違いを掘り下げてみましょう。
ピラフとチャーハンのルーツの違いは?
この美味しい二つの料理ですが、ルーツが気になった私が調べてみると驚きの結果でした。
なんとこの両者、発祥の地が一緒だったのです。
その国の名前は、
・インド
です。
実は、ピラフとチャーハンの発祥の地は同じインドだったのです^^
↓ ↓
■チャーハン
インド⇒中国⇒日本
チャーハンはインドから中国そして日本と伝わってきたのです。
私は、インドと言えばカレーだけかと思っていました(^^;思い込みは怖いですね💦
昔、インドにはお米を使った料理「プラーカ」と言うものがあり、それが6世紀に中国に渡ってチャーハンの原型になり7世紀に日本に伝わったのです。
そして、日本では「チャーハン」と発音しますが、中国では「チャオファン」と発音します。
■ピラフ
インド⇒トルコ⇒フランス⇒日本
ピラフもチャーハンと同じ時期にインドから発信されトルコ、フランスを経由して日本に伝わってきたものでした。
そして驚くなかれその原型もチャーハンと同じく「プラーカ」です。
その「プラーカ」がトルコに伝わって「プラウ(pilay)」呼ばれるようになり、その「プラウ」が、フランスに入ると「ピラフ(pilaf)」になったのです。
「プラーカ」とは?
鍋に肉(豚肉、鶏肉、羊など)を入れてよく煮込んでからその煮汁でご飯を炊き、煮込んだ肉を炊きあがったご飯と一緒に炒めた料理です。
鍋に肉(豚肉、鶏肉、羊など)を入れてよく煮込んでからその煮汁でご飯を炊き、煮込んだ肉を炊きあがったご飯と一緒に炒めた料理です。
現在、日本でも人気があるインド料理の炊き込みご飯「リビヤ二」も、このプラーカが原点になります。
美味しいですよね。「リビヤ二」↓
2度目のリビヤニ。前とも違うけどどっちも美味しい(*゚▽゚*) pic.twitter.com/JvmSaFNV6M
— きみー (@kmdr_p) 2017年5月3日
では次に、ピラフとチャーハンの料理に使う材料に違いがあるのかを見ていきましょう。
ピラフとチャーハンの材料の違いは?
両者の一般的に使用する材料と、100gに対してどれぐらいのカロリーがあるのかを表にしてみました。
調味料 | 具材 | カロリー(100g) | |
チャーハン | 胡麻油、醤油、塩、 | 卵、玉葱、人参、椎茸、ベーコン、エビ | 181カロリー |
ピラフ | バター、塩、胡椒 | 玉葱、ハム、グリーンピース、人参、ピーマン、芝エビ | 161カロリー |
具材は似たようなものが使われますが、調味料はチャーハンの胡麻油に対してピラフにはバターを使います。
ここでも中華と洋食と言った違いが感じられますね。
表にあるカロリーを見ると(お米も含んでいます)チャーハンよりピラフの方が、若干低い結果でした。
ダイエットを意識するならピラフを食べた方がよさそうですね(^^♪
材料を調べてわかった違いは、
- チャーハン:胡麻油を使用。カロリー:100g約181㌍
- ピラフ:バターを使用。カロリー:100g約161㌍
でした。
ところで、チャーハンと似た焼き飯と呼ばれるものがあります。
この焼き飯、チャーハンと何が違うのかを調べてみました。
焼き飯って何?
チャーハンがインドが発祥の地なら、焼き飯は関西が発祥の地と言われています。
関西では、お好み焼きなどの粉物を鉄板で焼く料理が有名ですね。
その鉄板でチャーハンを作ったところ、どうしても炒めるよりも、焼いていると言うイメージが強くなり、「焼き飯」と呼ばれるようになったのです。
- チャーハン:フライパンで炒める
- 焼き飯:鉄板で炒める
と言う違いです。
あとこの両者には、もう一つ大きな違いがあります。
- チャーハン:初めからフライパンにご飯と卵を入れて炒める
- 焼き飯:ご飯を先に炒めてから卵を入れる
チャーハンは材料を炒めると同時に卵も一緒に入れますが、焼き飯の場合はご飯や具材を炒め終わってから最後に卵を入れるのです。
フライパンと鉄板と言うより、こちらの方が大きな違いですね^^
最後にもう一つ、パエリアについて少し説明します。
パエリアって何?
パエリアはピラフと同じで、生のお米から料理します。
そのパエリアにはパエリア専用の鍋があり、その鍋にオリーブオイルでお米と魚介類を一緒に炒めたり、鶏肉や山の幸を炒めたりした後に、スープと着色料になるサフランを使いお米に芯を残した状態で炊きあげます。
本格的なパエリアを作るなら専用鍋が必要になりますが、一般家庭でならフライパンで十分です^^
発祥の地はスペインの東部バレンシア地方になり、パエリアとはバレンシア語のフライパンと言う意味になります。
ピラフよりお洒落な感じがする料理ですね(^^♪
パエリア pic.twitter.com/YU3JsSukKJ
— 料理やスイーツbot (@likefoodhungry2) 2017年11月14日
まとめ
いかがでしたか?ピラフとチャーハンの違いは^^
まさかチャーハンもピラフもインドが発祥の地とは驚きでしたし、同じ食べ物が原点だったなんて思いもよりませんでした。
世の中、調べてると面白いですね^^
では最後にもう一度おさらいしておきます。
★ピラフとチャーハンの違いは、
■ピラフ
・生のお米を炒めてからスープで炊いて作る料理
・発祥の地はインド、原点の料理は「プラーカ」
・インド→トルコ→フランス→日本と伝わる
■チャーハン
・炊いたお米を仕上げまで炒め続けて作る料理
・発祥の地はインド、原点の料理は「プラーカ」
・インド→中国→日本と伝わる
今回も記事をお読みになって頂きありがとうございました。