突然やってくるのが訃報の連絡。
そんな時の為に、お葬式用のバッグを確認してみようと家の中を探してみたら幾つかの黒いバッグが出てきた。
だけど「これって、お葬式に使っても大丈夫なの?」と思うようなバッグばかり・・・
お葬式のバッグのマナーってどんなんだったかな・・・
そんな事を考えていませんか?
ハンドバッグ業界に勤めている私ですが、営業先のお店でバッグを陳列する事があります。
その時、バッグを購入されに来られたお客様にたまに聞かれるのが「お葬式に使うバッグは、黒い物を買えば良いですか?」です。
確かに黒いバックを使う事は正解なのですが、ただ黒いだけではいけません。
お葬式に参列する時に持つバッグには、当然ながらしっかりとしたマナーがあります。
例えば、
- 光物がダメ
- 革物はダメ
- 柄物はダメ
- 色物はダメ
など、使ったらNGなバッグがあります。
なので、失敗してしまうと大恥をかいてしまいますから注意が必要です(^^;
と言うことで今回は、お葬式に使うバッグのマナーについてお届けいたします。
急な訃報が届き、慌てない為にも一緒に読んでいきましょう。
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お葬式のマナー違反にならないのはこのバッグ!
マナー違反に絶対にならないバッグは、
- 黒の無地
- 表も裏も布製の素材
この二点は押さえておきましょう。
そして、私がおすすめするのは中に袱紗が入っているバッグです。

今は袱紗の他に、ミニの手提げ袋も入った三点セットがありますから大変便利になっています。
もちろんネットの方でも購入できます↓

あと、女性の場合は小物類やちょっとした荷物がありますよね。
雨の日などの折り畳み傘や寒い日などの手袋やマフラー、夏場の折り畳み日傘などがそれに当たります。
そんな荷物を入れるのに必要な大きめなサブバッグも、やはり黒色の布製の物を選ばなければいけません。
では次に、お葬式に使ってしまうとマナー違反になるバッグとは、どのような物かを順番に見ていきましょう。
お葬式のマナー違反になるバッグはこれ!
葬儀に参列して何やら冷たい視線が感じられる。
その視線の先は自分が持っている『バッグ!』
そんな事にならない為にもマナー違反になってしまうバッグをしっかり覚えておきましょう。
光物のバッグはダメ!
お葬式に光物のバッグはNGです。
何故なら、昔から葬儀などの仏事に派手目な格好は遺族に対して失礼とされているからです。
なので、光物のバッグは派手なイメージを与えてしまうので避けなければなりません。
先日、私が参列した葬儀の中に1人の女性が黒のエナメルバッグも持ってきていました。
たぶん、黒だから大丈夫だと使われた思うのですが、耳を澄ませていると案の定、周りの参列者の女性陣からひそひそとダメ出しの声が聞かれてきました。怖いですよ(^^;
なので、エナメルの様に光物の素材はもちろんダメですし、ブランドのロゴやファスナー、つなぎ目などの目立つ箇所の金属部分が光っている物もマナー違反になりますから要注意です。
怖いひそひそ話の餌食にならないように気を付けましょう。
革物のバッグはダメ!
革物だけど黒の無地だから大丈夫!
と思われている方が多いようですが、お葬式に革物のバッグを使うのはマナー違反になります。
何故かと言うと、革は動物の皮を加工して作っている物です。すなわち動物を殺生して作っています。
となると、昔から喪に服す期間は無為な殺生を行わないとも言われますし、最後に故人の冥福をお祈りする為に参列する葬儀には、殺生を連想させるものは控えるべきですね。
それでも近年は、革物のバッグでも大丈夫だと言う意見もあり、革のバッグで参列される人も見受けられるようにはなりました。
ですが、これは無地のものであり、クロコダイルやオーストリッチなどの様に一目見て殺生をイメージさせるのは絶対にマナー違反になります。
NG↓

なので、どうしても革のバッグしかない場合は黒の無地物にする事を心掛けましょう。
もちろん合皮であっても動物の型押しはダメですよ。
柄物のバッグはダメ!
以前お葬式の会場でブランド物の柄が入った黒のバッグを持って参列している女性を見かけたことがあります。
もちろん黒であってもこれはマナー違反になります。
あと、レースの刺繍やビーズが付いている物は避けた方がよいと以前は言われていましたが、近年では明るく派手でなくて、黒っぽいレースやビーズ使いであればマナー違反にはなりません。
この辺りはセーフになります↓

ただし、親族の葬儀の場合、うるさ型の親戚がいると細かいチェックが入る恐れがありますので、無難に無地の物に決めた方がよいかもしれませんね(^^ゞ
どうしても無地では寂しいのであれば、小さなリボン付きの喪服バッグなどがおすすめですね。
この辺りの小さめなリボン付きならOKです↓

大きめサイズの刺繍入りならこちら↓
色物バッグはダメ!
光物ではないし、爬虫類系の革でもないからと、色物のバッグを使う人も中にはいるようです。
しかし、これも完全なるマナー違反になります。
お葬式は喪に服す場ですから当然と言えば当然ですよね^^絶対に止めましょう。
お葬式バッグがない場合は?
急に訃報の連絡が入り、慌てて家の中を探してもお葬式用のバッグがない場合があるかもしれません。
そんな時はあせらずに、もう一度家の中のバッグから地味目な紺やグレー色のバッグを探し、代替え用にしましょう。
それでも見つからない場合は、袱紗だけを持って参列するようにしましょう。
袱紗は今では、100均でも手に入りますが、もし袱紗がなければ黒いハンカチで代用してもOKです。
しかし、これらはあくまで緊急時の手段なので、きっちとしたお葬式用のバックを一つは用意しておきましょうね^^
お葬式の香典の事ならこちらの記事をどうぞ!
ここ最近は、結婚式のお呼ばれがめっきり少なくなり、かわりにお葬式に出席する回数が増えていってるんですよね~
まあ、歳も50を越える...
まとめ
いかがでしたか?
お葬式のバッグのマナーは^^
今回記事の中でも書きましたが、光物のバッグや柄物のバッグを持ってこられ周りから白い目で見られている場合があります。
自分がそんな事にならない為にも基本的なマナーぐらいは覚えておきたいですね。
それではここでもう一度おさらいをしておきます。
★お葬式でマナー違反にならないバッグ
・黒の無地
・表も裏も布製の素材
★お葬式でマナー違反になるバッグ
・光物
・革物
・柄物
・色物
※革物でも無地ならば近年はギリギリOK
※柄物は地味目の刺繍入りならOK
今回も記事をお読みになって頂きありがとうございました。