先日、妻と喫茶店に入りケーキセットを食べていたときです。私はアイスコーヒーと大好きなイチゴがのった四角いショートケーキを食べていました。
その時の会話が、
と言う会話をしたのですが、私はショートケーキの意味を全く誤解していたようでした^^;子供の頃から今まで、ホールケーキを三角に小さくカットされたものがショートケーキと思っていたのでビックリです。
とはいえ、妻から聞いただけでは本当かどうかはわからないので早速調べてみました。
ということで今回は、ショートケーキの意味についてお届けいたします。
ショートケーキの意味とはいったい何?
さて、早速調べた結果をお伝えしますと、やはり妻の言うとおりで正解でした。
そもそもショートケーキとは、アメリカからやって来たケーキです。そのショートケーキの「ショート(short)」とは短いと言った意味ですがその他に、
- サクサクした
- ポロポロした
という意味がありました。
そして、ケーキなどをサクサクさせるために入れるバターやラードなどを
- ショートニング(shortening)
つまり、本場のアメリカのケーキは、土台となる部分がサクサクしたりポロポロしたりと、乾いたビスケットのような感じになっているのです。
ただ、実際に見たことがないので、現地のショートケーキがどんなものか、twitterで「short cake」と英語検索を掛けてみると…
Strawberry shortcake tiramisu. pic.twitter.com/VwcPtNTK37
— Land of Food (@landoffacts) 2018年4月5日
This Sunday's Easter specials will include $5 Mimosas, our Lobster Pot Pie, Crab Cake Benedict and Strawberry Shortcake made with Texas strawberries, gluten-free sponge cake, mascarpone cream, strawberry gel and candied almonds. 😋 pic.twitter.com/rw1njxKIRu
— Salt Traders Cooking (@salttraderscc) 2018年3月30日
こうしたものが出てきました!確かに私が認識している柔らかいショートケーキとは違い、サクサク感が見て取れますね~^^
で、このような食感を出すためにショートニングを使うのです。そのような意味から、ショートケーキと言うネーミングが生まれたというわけです(^^♪
なので、ショートケーキとは、ホールケーキをカットする前ももちろんですが、どんな形にカットしても、「ショートケーキ」と言うのが正解と言うことですね(^^♪
日本でも
スポンジケーキを土台にして、ホイップクリームをつなぎと外装に、そしてイチゴを味付けに使ったものを「ストロベリーショートケーキ」といい、一般にはこれを単に「ショートケーキ」ともいう。イチゴ以外の食材を使ったものは通常その食材の名を冠して、「バナナショートケーキ」「ピーチショートケーキ」などという。
引用元:Wikipedia
のようにでき上がったすべてのケーキをショートケーキと位置付けています。
しかし、Wikipediaでも書かれているように、日本で食べるショートケーキはスポンジケーキが土台です。なので、アメリカのようにパサパサもポロポロはしていなくて、ふわふわな柔らかさなのですが、いつからそのようなケーキになったのでしょうか?
日本のショートケーキはいつから柔らかくなったの?
確かに、今までに私が記憶するの中で、ケーキの土台が、パサパサ、ポロポロと乾燥した状態のショートケーキを食べたことはありません。
実は、それで当然なのです。なぜなら、ショートケーキがアメリカから日本に初めて入ってきたときに、日本のケーキ職人がそのショートケーキを食べ終えた後、「これは日本人の口に合わない!もっとしっとりとした柔らかい触感でないと好まれない!」と思い、材料の配分などを変更して、スポンジのような柔らかい土台のケーキに変身させたからです。
つまり、日本のショートケーキは誕生したときから、ふわふわなスポンジのように柔らかい状態だったのです。しかし、ショートケーキという呼び名だけは、日本人も覚えやすいし、発音も簡単と言う理由でそのまま販売されるようになったのです。
では、そのショートケーキを初めて作り、販売を始めたのは誰なのでしょうか?
日本のショートケーキの歴史!初めて作ったのは誰?
日本の歴史上に、この美味しいくて皆に愛されるショートケーキが、いつ誕生し、誰が初めて作ったのかと調べてみました。すると、わかったのがペコちゃんでお馴染みの「不二家」のネーミングです。
不二家の誕生は、創業者である「藤井林右衛門」が横浜の元町で日本人の洋菓子職人と一緒に小さな洋菓子店「FUJIYA」を開業したのが始まりです。そして、オープンの年にはクリスマスケーキをも販売していました。
その当時のクリスマスケーキってどんな感じだったのだろうと調べてみると、使うのは生クリームではなく砂糖の衣で、それをフルーツケーキにかけたものでした。なので、現在のクリスマスケーキにはまだまだ程遠かったようですね。
しかし、そこから藤井林右衛門は、ケーキの研究の為に渡米をし、アメリカのシェフなどからも技術を学び、日本に戻ってから洋菓子職人と共に、1922年(大正11年)に「FUJIYA」2号店の伊勢佐木町で日本で初めてショートケーキを販売したのです。
現在も変わらず伊勢佐木町にありますよ~♪
昨日は、横浜の関内で飲み会があったので、
— 「地域づくり」仕事人 (@coni_1) 2018年3月10日
少し早めに行って、久しぶりに伊勢佐木町を歩きました。
不二家と有隣堂は変わっていません。
松坂屋は大分前からすっかり様変わりしています。
伊勢佐木町そのもの雰囲気が変わってしまいました。 pic.twitter.com/zs5KSCAUbG
というわけで、ショートケーキを初めて日本の歴史上に誕生させたのは、不二家の創業者である藤井林右衛門と、その洋菓子職人と言うことです。
日本にもう一つ、洋菓子の老舗で有名な「コロンバン」がありますが、こちらが初めてショートケーキを販売したのは、1924年(大正13年)と、不二家より二年程遅れたようです。
あと、「ショートケーキの日」と言うものがあるのはご存知でしたか(^^♪次はその日にちを紹介しますね。
ショートケーキの日は何日なの?
ショートケーキといえばイチゴが思いうかびますよね。そして、数字の「15」でイチゴと読めます(^^♪なので、15日がショートケーキの日と思われるかもしれませんが、そもそもショートケーキにはイチゴがのっています。そしてカレンダーを見ると、15(イチゴ)は22の上にありますよね。
そうなんです。15(イチゴ)が22にのっているということで毎月22日がショートケーキの日とされているのです。これは、2007年に今は閉店していますが、仙台にあった洋菓子店の「カウベル」さんが最初に発案されて、全国に広がって行ったのです。
なので、毎月22日には、お店によってはショートケーキの日のイベントとして、ちょとしたサービスが受けられますよ(^^♪私がよく利用するローソンでは、プレミアムケーキにイチゴをのせてくれます。
21日なので1日早めだけどローソンのプレミアムケーキ♥いちごのせ♥ pic.twitter.com/FH8AGFYQwW
— miyu (@japan_tripper) 2017年10月21日
ショートケーキもいいですが、アイスクリームだって美味しいですよね。そのアイスクリームの賞味期限がない話は面白いですよ⇒アイスに賞味期限がない理由!10年前のも食べられるって本当?
まとめ
いかがでしたか。ショートケーキの意味は^^
私が思っていた「ホールを三角にカットするから」とは、全然違いましたね^^;それに、アメリカのショートケーキと日本のショートケーキにも違いがあることもわかりました。
ではここでもう一度おさらいをしておきます。
★ショートケーキの意味は、
- サクサクした
- ポロポロした
という意味があり、ケーキなどをサクサクさせるために入れるバターやラードなどを
- ショートニング(shortening)
では、毎月22日のショートケーキの日には、美味しくいただきましょうね♪
今回も記事をお読みになって頂きありがとうございました。